人生で会った印象深いマン選出
友達や先生、ゲーセンで会った人・見かけた人とかは除外(ゲーセンでなんかやらかすやつなんて印象深いやつしかおらんけん)
3位 謎のおじさん
小学校の行事に良くきていた謎のおっさん。テリー伊藤を天然パーマにした感じの40代くらいのヒゲのおっさん。
毎回チェック柄の派手な私服で来ていて、学校教師などではなく、授業も受け持ったりはしていなかった。
遠足などの行事に付き添いで来ていた。担任に言われて、授業ではないが10分くらいの道徳の話をしてたことがあった。
学校教育の仕組み上のどういった立場の人間なのか、一体なんなのか、全くもって不明。
確かなんか担任から軽い紹介をされてたと思うけど、マジでどういうポジションで小学校に来ているのか未だに不明だし名前も知らない。
誰かの父親とかそういうのでもないし、地元の人とかでもないはず。
パーフェクトに謎の存在すぎて今でも意味不明です。
なんか行事とかにヘルプで知らないおっさん連れてきていい制度とか学校教育にあるんすかね。誰か教えてください。
2位 梶さん(仮名)
卒業してすぐ入社したとこで暫くしてから入ってきた中途の人。
なんか協力会社かなんかの契約社員とかだったと思う。
仕事しねえどころか電話すら取らないストロングスタイルで、しかも定時に帰る。震えたとかブルったとか以前に「あ、社会人ってこういう人も存在しているんだ」と初めて知った。
仕事しない契約の梶さんが怒られてるとこあんま見たことないけど、僕は(恐らくは)今後の成長とかを見込んでか割とボコボコにされたので無事に死亡した。
当時は本当に梶さんの存在自体が意味不明だったけれども、その後数年経過してから、
あれをそのまま真似るのはデメリットが大きいけど、自分の生き方にどこかあの弛緩具合を上手いこと取り入れるのも生きやすくなるコツかな、とか思ったりするようになったので
あの現場に梶さんがいた事を現在まじめに感謝しているくらい印象深い人間。
1位 知らないグラサンの兄ちゃん
俺10歳。
学校手前の坂道の下で、自転車のチェーンが外れて身動き取れず。
もちろん直し方も分からず、ガキに持ち運び出来る重さでも無いので、詰む。
10分くらい詰んでいたところ、スポーツカーぽい車高低めのオープンカーからグラサンかけた兄ちゃんが出てくる。
「自転車壊れたか?」
風味なことを言いながら、ほぼ無言でまともにコミュニケーションも出来ない自分を横目に
「チェーン外れてるね」
と、手を油まみれにしながらテキパキを直してくれる。
そしてそのまま颯爽と去っていった。
今、無償の善意を施すことにも難しさが見え隠れする時代だと思う。
困っているふりをして人を欺いたり危害を加えたり、なんて話、枚挙に暇がない。
今の時代とか言ったけど、可視化されやすくなっただけで、昔からそうなのかもしれない。
だからまぁなんか俺も無償の善意で誰もかれもに接するのは難しいんだけど、
この兄ちゃんのこと思い出すと自分の出来る範囲でなら、善意で人助けをするとまでいかなくとも、せめて周囲に悪意を撒いたりするのは控えようかな、とかそんくらいは思ったりする。