へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

ゲー録399 ダイアモンドドレイク


自分でも全く良くわからんのだが、突如、ダイアモンドドレイクのヤバさを多くの人に知ってもらいたいという謎の衝動に駆られた。

ダイアモンドドレイクって何よ?
世の中の99.9%くらいの人がこういう反応に違いない。

ダイアモンドドレイクっていうのは2000年4月アスキーより発売されたPSソフト ウィザードリィDIMGUILに出てくる隠しボスのことだ。
ヤバいって何が?というと当然隠しボスでヤバいっていったらそりゃ強いって事。

ラスボス最強の座は七英雄に譲ってやってもいい。
だが、隠しボス最強の座は、ボクの拙い20年に及ぶゲーム人生の中ではコイツに譲らざるを得ない。

こいつのヤバさはgoogleで
ダイアモンドドレイク 強い
ダイアモンドドレイク やばい
ダイアモンドドレイク 無理
ダイアモンドドレイク 勝てない

等のキーワードで検索して貰えれば一発で分かるのだが、せっかく自分で紹介しようとしているのにググレカスでは意味がない。

かといってヤバさを伝えるのも難しい、どうすればいいか。


まずウィザードリィDIMGUILそのものを説明しよう。

オーソドックスな3DダンジョンRPGのこのゲームは
・手ごたえのあるRPGが好き
・ダンジョン探索とかアイテム収集が好き
・職業とか決めてパーティ編成を考えるのが好き
・映像よりシステムを重視する
といった項目に当てはまる人にとてもオススメだ。
ウィザードリィの名を冠しているものの、同シリーズの作品よりかなりマイルドなので手を出したいけど難しいという先入観があった人も是非やって欲しい。

アイテム集めたりキャラ育成したりハマること請け合いだ。


ところで、このゲームは前衛のHPは250程度、後衛なら150くらいの加減でクリアが可能だが、隠しダンジョンの雑魚敵の一匹一匹がラスボスの2~3倍の強さを誇っている。
一発殴られると前衛でも死に、ダメージに耐えても首が飛んだりする(即死)。

そんな雑魚がいっぺんに4~8体群れてくる隠しダンジョンだが、キャラを限界まで鍛えて、鍛えて、何度も朝日を拝むまで努力すれば隠しダンジョンの雑魚とも対等に渡り合う事が出来る。

そして、自分のパーティこそ最強だぜ!と声高らかに誇れるくらい強くなった後、例のダイアモンドドレイク様と戦う事で  も う い い よ ね  とゲームを中断したくなってしまうのだ。

隠しボス最強?プリニガーにきまってんだろうがヴォケ という人にもダイアモンドドレイクはお奨めである。

ダイアモンドドレイクのHPはいくつだとか、攻撃力はどれくらいだとか、そこを語ってもヤツの強さは伝えられないと思うので省略する。
というか、そもそも普通の人にヤバさを伝えるのも難しいと思う。
というか多分、伝わらないし伝わってない。

あ、まちがった、ヤツ、というかヤツら、だ。
ダイアモンドドレイクには3匹のお供がいるのだ。
キジ、サル、犬などではなく騎士、騎士、騎士の豪華編成。
騎士*3って、鬼が島でも一日で沈むよ、そりゃ。

ヤツの得物は剣。しかも二刀流、かっこいい。
その癖こっちの後衛まで攻撃が届く、しかもヤツ自身も後衛。
なんだよ、剣のびてんのかよそれ、ありかよ。
ダメージは、一発1000ほどくらう、それ死ぬよ、普通HP200くらいだし。
HP100とかでクリアできるゲームだし、1000まであげたらもうこの時点で非常に満足出来るので、ここでゲームの区切りをつけてもいい。
で、その1000をこえて2000まで鍛えたとしよう、するとダメージには耐えられる。
ダメージには耐えられるけどその後、首が飛んで一撃死。
状態異常かよ、即死かよ、ありかよ、で即死防ぐ防具つける、でも首が飛ぶ。
このゲームには戦闘中復活させる呪文がない。
ダイアモンドドレイクの手下ダイアモンドナイトも、似たような攻撃をする。
ナイト3人と、ドレイクの攻撃で、6人中4人が1ターンで死ぬ。
もう何もできない もういいよね。
このゲームは他のゲームとかと違って、レベルを1000とかあげたとしてもこっちの攻撃力とか耐性とかが上がるわけじゃないから、まさにもうどうにもできない。もういいよね。
ちなみにクリアレベルは30くらい。もういいよね。

でもそんなドレイクも、ある魔法で一発で死ぬ。
それはマハマン。
このマハマン、ラスボス含む全ての敵を一発で倒す効果を出す事ができる。
DIMGUILには、RPG至上最強の隠しボスと、最強の魔法が存在しているといっても過言ではない。
そのくせ、ゲーム自体はとても丁寧に作られた中毒性の高い良作である。

謎解き、音楽、中毒性とも最新の名作と遜色ない作品なので、暇と金がある比較的RPG中毒なゲーマーは是非やってみるといいだろう。

とりあえず、オメガは怖くなくなる。