ゲームとは遊びの道具であり、それ以上でもそれ以下でもないのだが
たまにそのスケールに衝撃を受けて、まさに「ゲームに圧倒された」気分になる
といったことが昔から稀にあった。
キャラクタを手足のように動かし、淀みなく攻略を進めていくのが
ゲームの基本進行スタイルなのだが、たまにそのスケールのあまりに
立ち止まって、周囲を見渡して感嘆のため息をつくような、そんな作品もあった。
そして、最近の俺はそういう作品に出会ってないような気がするのだ。
ゲームで遊ぶ、これが普通だ。
ゲームに遊ばれる、これは最近の中途半端な作品に多い。
そして、ゲームに圧倒される。
これは、中々おめにかかれない。
そのような衝撃作を何か発掘できないかと、色々と情報を集めているのだが
なかなか近年、そのような名作の情報も少ないようだ。
個人的ながら例を挙げさせて頂く。
【圧倒されたゲーム】
★女神転生シリーズ全般
高揚より安堵、陽より陰。善と混沌と中立の織り成す東京叙事詩。
世界観と演出とセリフ、全てに圧倒された俺の心の拠り所たる作品。
小学生の頃は、ただただ、そのスケールと難解さに圧倒されていた。
シリーズをクリアする度、なんて深いものに出会えたのだろうと思っていた。
★Wizardry DIMGUIL
ダイアモンドドレイクの噂を2chで聞いてガキの頃に買った作品。
気楽にはじめたが、その奥深さにただ打ちのめされるばかりだった。
古代文明の遺産だと思われていたダンジョンの真相などは
世界樹の迷宮が今作をオマージュしたのではないかと思える。
職業・パーティー編成・ダンジョン・アイテム収集。
その壮大な遊び応えにただ気持ちよく身を任せるしかなかった絶賛の一本。
そして、隠しダンジョンは…
今までのRPGの常識をまさに、比喩でもなんでもなくひっくり返した
その超難易度と、難易度に見合う素晴らしい宝の数々。
本物のハイリスク・ハイリターンとその高揚感を教えてくれた。
★ガンパレードマーチ
ゲーム雑誌のたった1ページの広告から運命を感じ手元にきたソフト。
深すぎる世界観に賛否両論あり、ネット上でも激論が交わされる作品だが
当時中学生だった時分の俺には強烈過ぎる世界にすっかり魅入られてしまった。
一文で表すなら「侵略者に絶望の人類・学徒徴兵の少年少女SF戦争モノ」
ゲームを遊んでいるという感覚は全く無く、この作品世界に対して
全力で挑んでいるというか、この作品世界でただ生きようとしたというか、
言葉で表せないが個人的にただのゲームを超えた珠玉の作品だと今でも思う。
とりあえず、サッと思いつく中で俺が圧倒されたという作品はこの3つかも。
最近は、自分の力量がゲームを越えてしまって逆に圧倒しちゃったり
楽にクリアしちゃったり、下手すると最後までやらなくても
これ以上のめりこむほど幅が広いゲームじゃないな…と感じてやめちゃったり…
ゲーマーとして失格でしょ、それは。といった積み具合をしたりと
色々ゲームに対して中々アツくなれないのが実情。
なんか、こう
やべえ。
と思える作品に出会いたくてしょうがないです。
あ
デスクリとかそっち系のインパクトはなくていいですwwwww
【追記】
どこでも手軽に出来る携帯機で名作を探してるんだが…
どこを見ても「英雄伝説 空の軌跡」の名前があがる。
序盤のだるさを超えれば神ストーリーと神音楽で一気に盛り上がれるらしいけど…
やるかどうかちょっと迷いますなぁ