へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

スプラトゥーン3をやっています:イカになってんだから返事しろよゲソが。流行の理由とは。

どうも、静かなるドンです。


すげぇ勢いでイカになっている。
スプラトゥーン3を買ったのだ。
スクイッドとスクワッドを組み負け散らかしてはスクワットをする日々だ。

スプラ2はヒーローモードをクリアしてナワバリを10時間くらいやったあたりで止めてしまったのだが、3は発売後から絶賛ハマり中でしばらく人間に戻れそうにない。

バンカラマッチは殆どプレイしておらず、ナワバリに潜ってはギア厳選とクリーニングを行ったり来たりする日々だが、それでも既にかなり楽しい。

私生活はもうウマを育成するかゲソになるかといった感じで僕脳ではコンセプト居酒屋・ウマとゲソが開店し続け都内に136店舗を出店。
僕的にはそろそろ骨太なRPGあたりにハマりたいのだが、脳内に乱立した居酒屋ウマとゲソを東京チカラめしばりに閉店させるのに相応しいパンチを持つ作品に中々出会えず、結果として本日もインクまみれで棒立ちという有様だ。

人間からイカになって10日程度、まだイカの行儀が良く分かっておらず最前線の味方にスーパージャンプしてはパーティーを解散させたりして精力的に試行錯誤中である。

僕が可処分時間のほとんどをゲソにさせられてしまっている理由としては、このゲームが持つ『ふんわり』感にあるのだと思う。
『くっきり色を塗る』ゲームでありながら『賞罰はふんわり』しているのだ。
これがもし他の対戦ゲームであれば?
以下のようなものを突き付けられているかもしれない。
・ゲームスタートから今までの通算勝率
・試合リザルトにて自身による実質的に有効となった塗り範囲の表示
・マッチング画面にて勝率などの情報開示
他諸々。

一応リザルトでキルデス数と塗りポイントの表示は出るものの、敗北したとしてもそれを咎められるような気持ちになりにくい。

よしんば負けたとしても『ホーム塗り1位』『バトルNo.2』『敵から注目された時間1位』みたいな"表彰"が付いてくるので「負けた。けどなんか活躍できたっぽいし、いいか」となり悔しさが湧きづらい。


この絶妙な"謎の褒め"が入り負けてもそれほど悔しくならないというのは、ある意味悔しい以上に再戦ボタンを押させる魔力があると実感する。

僕は対戦ゲームに人生を擲っていた時期があり、その原動力は専ら『行けるとこまで行きてえ』という気持ちであったが、実際にその瞬間瞬間に100円の投入を後押しした感情は概ね『悔しい』であった。
自分の周囲には似たような人間が集まっていたので実感が湧かなかったが、『悔しいから』連戦する、勝つまでやる、というのは実はそれなりに対戦ゲームに浸かっているバトルマニアの思考なのではないかと思ったりする。
もしかすると多くの人は負けて悔しいとき『今日はもうやめよう』『勝てないからやめよう』となってしまうのではないか?

スプラトゥーンシリーズが中身は質実剛健な作りのTPSにも関わらず、ここまで老若男女問わずに支持され大成功を収めているのは、悔しさをガブ飲みして再戦のエネルギーに変えられる人種以外のすべての人を『ふんわり』感で包むこの仕組みがあればこそなのかもしれない。

流行の理由を自分なりに分析したところで「ブログを書くくらいなら1秒でもインクに潜れよゲソが」と脳内で137店目の居酒屋ウマとゲソが出店してしまったので今日はこのあたりでインクになります。