ゲーム防具『なぜか忘れられない彼ら達』

前回書いた、心に残る名前の武器について書いた記事が意外と読まれていた。
ならば今回は、その対となる防具に焦点を当ててみたい。

防具。それには、ゲームの花形アイテムである武器ほどの派手さはないだろう。でも、記憶の奥底で今も存在感を放つ名前の防具たちが、確かに僕の中にはある。今回はそんな忘れられない防具の名前を、思い出ごと供養するように綴っていこうと思う。





7位:メリヤスのふく
体防具 作品『サンサーラ・ナーガ2』

7位とさせてもらったが、正直なところこの「メリヤスのふく」を紹介したいが為にこれを書いているといっても過言ではない。メリヤスというのはニット編みの古い呼び方なのだが、ゲーム最序盤の最初の防具という事もあり、小学生当時の自分は「メリメリに安い」を略したものだと信じていた。そして(今に至るまでも)、他のゲームでメリヤスという言葉を見た事が無いので、サンサーラ・ナーガ2特有のオリジナルな単語だとも思っていた。


6位:ホゥアコン
頭防具 作品『真・女神転生Ⅱ』

真メガテン2における4つの最強防具の一つで、入手方法も最強の剣を消費する必要があり非常に難しいものとなっている。同作の最強防具にはこの「ホゥアコン」の他に「タップスアン」「カムライターオ」「パーホゥラット」があるが、全部ガチで由来が分からん。どうやらタイ語という説があるが、小さい頃に攻略本かなんかで彼らの名前を見かけて以来、その不思議な語感がずっと脳内を占領したままだ。


5位:宵闇のローブ
体防具 作品『ロマンシング サ・ガ3』

ロマサガ3から宵闇(よいやみ)のローブを選出した。ロマサガ2にも登場していたが、多くの人は宵闇のローブと聞けばロマサガ3を思い出すのではないだろうか。防御力が30もあればかなり高い方にも関わらず、こいつは脅威の防御力42を有しており、作中でのインパクトは抜群だった。実際は防御力の内部数値が見た目より低く設定されており、罠防具などとも呼ばれている。性能はさておき、宵闇なんていう文学的な単語を冠しているところが本当に素敵なのである。


4位:剣聖の鎧
体防具 作品『ウィザードリィ ~DIMGUIL~』

順当に強そうな名前の鎧だが、これは作中の凶悪すぎる裏ボス(当時この世全てのRPGで一番強い裏ボスと呼ばれていた)である「ダイアモンドドレイク」に対抗するために重要な防具として、あちこちの攻略記事でしばしば名前を見たことで、強く印象に残っている。



3位:アリッシュアシュビンアーマー
体防具 作品『Mabinogi』

脅威の14文字。普通のRPGではお目にかかれない長さをした名前だ。僕は今でもこの「アリッシュアシュビンアーマー」という言葉を噛まずに言える。MMORPGであるMabinogiに登場した鎧で、女騎士を思わせるような、凛々しくも可愛らしさを捨てていない見た目の上、性能もなかなかで、長らく愛用していた防具である。


2位:ゾクのはちまき
頭防具 作品『魔界塔士Sa・Ga』

ゾク(族)、要するにそういう暴れん坊の集団である。それの、ハチマキだ。今になってあらためて字面を見ると本当に面白いのだが、作中でこれが手に入る際のイベントはかなり衝撃的なものがあり、そういった意味で絶対に忘れられない防具の一つだ。この防具を託してくれる「そうちょう(総長)」があまりにもカッコ良かったため、小学生当時の僕は自由帳にしばしば「そうちょう」と書いていた。


1位:コイツぁタマゲタ
足防具 作品『LIVE A LIVE』

要するに「こいつはたまげた!」という驚嘆の言葉を駄洒落にした防具名なのだが、当時は「コイツァー・タマゲタ」と区切って、なんかSFっぽい防具、具体的にはバーニア噴射が出るロボットの脚部みたいなもんなんだと勝手に思い込んでいた。その頃、ロボット系のゲームなどで「パンツァー」という単語を比較的目にしていた事から、なんとなくそんな誤解をしていたのだと思う。これが手に入るのは日本の幕末を舞台としたステージなので、バーニア噴射の脚部なワケが無い。



というわけで、今回は名前から思い入れのある防具について語ってみた。皆さんも、皆さんの心の中にある不思議な語感の防具、名前の由来を勘違いしていた防具、面白いネーミングセンスをした防具について思いを馳せてみてはどうだろうか。