ファミコンから始まりswitchとPS5まで、現代もビデオゲームをプレイし続ける私の家族であるが、かつてまだゲームというものへの知見があまり無い頃、ファミコンが世に誕生して間もない頃に我が家はプレイするゲームをどうやって選んで買っていたのかというと『メーカー買い』をしていた。
ゲームに関して一番の発言権を有する母親はファイナルファンタジーシリーズに遊びごたえを感じており、「どうやらスクウェアソフト(現SQEX)というゲーム会社は凄いらしいぞ」という認識を家族間に広めていた。
そのため、スクウェアのゲームを片っ端から買っていたのである。
ファミコンでは
ファイナルファンタジーシリーズ
ディープダンジョンⅢ
スクウェアのトム・ソーヤ
スーファミでは
もちろんファイナルファンタジー
ロマンシングサガ
フロントミッション
ガンハザード
ルドラの秘宝
ライブ・ア・ライブ
あたりをメーカーへの信頼のみで事前情報なく買い漁っていた。
しかしながら、両親ともにゲーム適正はRPGのみに留まり、それ以外のジャンルにハマることは基本なかった。
(一応父親はフロントミッションといったSLGをクリアまではプレイしているが、アクションについては父母ともついていけなかった)
RPG以外のゲームは遊び方がイマイチわかんねえ!
けれどスクウェアから出たゲームはとりあえず買う!
それが我が家のスタンスだったのである。
そのうち「RPG以外わからん」ということが分かってきた両親は、ある程度事前情報を仕入れてからゲームを選ぶようになったとさ。
ちなみに遊び方がわからん、と放置されたゲームは私の手に渡った。
2年前にフルリメイクが実現した「ライブアライブ」はRPGではあるが、バトルがシミュレーション寄りであることと、ニューゲーム時に最初にカーソルが合っているシナリオ『幕末編』がややアクション性を持っていたため「これRPGなのか?良くわかんねえな……」という評価を下した両親が私にプレゼントしてくれた。
これが私が人生で初めて所有権を行使できるゲームソフトとなった。
皆さんはゲームを買う時に何を「基準」に選んでいただろうか?
そして人生で初めて「所有」したソフトはなんだっただろうか?
今日はそんなことに思いを馳せてみてはどうだろうか。