へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

【ディアブロ IV】甘美なる地獄は全てのプレイヤーを受け入れる

ついにディアブロ最新作が発売してしまいました。

もう簡単に結論から言ってしまうんですが、レベル一桁の最序盤からスキルをビルドしながら群がる雑魚敵を粉々に粉砕しつつ装備品を収集していく面白さと爽快さを叩きつけてくる初速を持った素晴らしい一本だと実感しているのでシリーズ初めてなんだけど、どう?って人にもバッチリおすすめできると思った。




今日は25年以上に渡る本シリーズについて簡単な振り返りと思い出を書き記していく。




初代ディアブロ

1996年末にパソコン用のソフトとして発売。
2年後の1998年にはプレイステーションに移植。
自分が触ったのはプレイステーション版から。

RPGなのにキャラクターデータだけをセーブして毎回イチからダンジョンをやり直す。という当時にしては独特すぎるシステムに度肝を抜かれた。発生するクエストも周回毎にランダムで、ダンジョンの構造も変わるので1,000回遊べるRPGといっても過言ではない一本。

これは25年前のハイパープレイステーション付録のディアブロ攻略記事。
この付録を見て一目惚れしてソフトを買いに行った思い出。

この頃はスキルビルド制ではなく、プレイヤーキャラクターも3タイプしか選べず比較的シンプルな作りだったものの、入手できる装備品にランダムで特定の効果が付与されるというシステムは既に完成しており、このせいで装備品を求めて何度徹夜させられたことか。

ディアブロⅡ


2000年に発売。
インターネットを通じて友達とプレイできるようになった上に、全体的なボリュームもかなりアップ。定期的なパッチリリースでゲームバランスを改良していく仕組みの先駆者的作品でもある。

群がってくる敵の量も大幅に増加したが、プレイヤーキャラクター側にも様々なスキルが実装され、無数の怪物の群れをグッチャグッチャにミンチハンバーグにする事が出来るようになり爽快感も抜群に。

そう、本作よりスキルビルド制が導入されキャラクターに個性を出せるようにもなったのだ。一見微妙そうなスキルにも、シナジーという仕組みが導入されていて習得することの腐りにくさが調整されていて、多種多様なビルドで遊ぶことが出来るのも凄い。

何よりシステムインターフェースまわりの完成度があまりにも高い。同タイプのクォータービューのアクションRPGはもちろんMMORPGなど本日に至るまであらゆるゲームに本作は大きな影響を与えたとしてレジェンド的な作品になっている。

自分は発売してから暫く経ったのち、ネトゲ仲間数人と本作にドハマりしてレアアイテムを求めて日夜奮闘に明け暮れた良い思い出がある。


ディアブロⅢ

アップデートを繰り返し人々を飽きさせぬサービスを提供し続けるディアブロⅡから12年後、2012年についにディアブロⅢが発売。


本作ではいつでもスキルの構成を自由に変更出来るようになって戦略性がグッとアップ。ビルド毎にキャラクターを作り直す必要も無くなってかなり画期的といえる。

押し寄せる敵の物量はⅡを凌ぐが、こちらも更にバンバン敵を潰せるようになり今まで以上に血みどろのハックアンドスラッシュを楽しめる。

Ⅱよりもキャラクターの能力値が直感的に分かりやすくなり、レアアイテム入手による戦力アップが実感しやすく、脳の報酬中枢をドバドバ刺激するゲームに仕上がっている。これほど蠱惑的な地獄は見たことがない。

ゲーム開始時は敵に100程度のダメージしか与えられなかったのが、いつしか10,000ダメージを連発出来るようになり、気がつけば100万ダメージが常となり、やがて1億ダメージにすら到達するという底無しのインフレ具合もまたプレイヤーの脳をグチャグチャに快楽で破壊してくる。1億ダメージが出せるようになったとしてもそれをも受け入れてくれる十数段階の難易度が設定されており、本作はゲームのカタチをした底無し沼である。





そしてディアブロⅣへ…………。

全体的なゲームの雰囲気(しくみ)はⅢがベース。
序盤からディアブロシリーズの醍醐味を最大風速で叩きつけてくれるのでディアブロ未経験者でも安心して楽しめるぞ。

ハックアンドスラッシュゲームの金字塔的作品として、全世界が待ち望んだ本シリーズの最新作はシリーズ初心者をも甘く怪しく包み込んでくれる新たなる地獄であることに間違いはない!キミもレアアイテムを求めて夜更かししよう!