あれは3年前のラグナロクオンラインのFenrir鯖でのこと。
突如そのギルドはやってきた。
自らをゴリラと名乗るソイツらは信用詐欺にPK行為、チート利用とあらゆる暴虐を尽くした。
旗から見ればただの迷惑な連中である。
しかし、なにものにも囚われない自由で野生的でまさにゴリラな生き様を披露していったソイツらを見て
僕は不覚にも胸に熱いものが込み上げてきたのだ。
嗚呼…なんてゴリラなんだろう、と。
実際、僕自身もゴリラのメンバーと一緒にボスを狩りに行った事があり
ボスの目の前でゴリラは逃亡し放置された僕は無様な死体を晒した事もあった。
ゴリラのリーダー格である某M氏にポールアクス+4を貸してくれと言われたこともあった。
(ここでうっかり貸してしまうと二度と戻ってこなくなるので勿論丁寧にお断りしたが)
僕自身、ゴリラの被害に遭っておきながら、その野生的なゴリラの生き様に
ラグナロクを引退した今なおも感動を受け続けている。
そんなゴリラ達、実は自分たちの歌を作り実際に演奏しMP3を配布していた事があったのだ!
僕は勿論ありがたく頂戴し、大切に音楽フォルダにしまいこんでいる。
そんなゴリラ文化を風化させてはいけないと思い、そのゴリラのテーマソングをここに紹介することにします。
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題:ゴリラは永遠に。
作詞 作曲 miya
ボーカル ミッシュ
いつものように朝寝坊
いつもと違う、鏡に
写る別の俺
そう、まるで鏡に映る
俺、ゴリラみたいだったんだ
さあ行こう、どこへ?
ゴリラの町へ行けば分かるよ、さぁ行こうか
幼いころから夢見てた
憧れていた
でっかいゴリラ
今ゴリラになれる時
いくぞみんな
人間じゃない
間奏 ウホホウホホウホウホウホホ~3回繰り返し
僕は君にただ歌うよ
夢に向かい、さぁ
差し伸べた手を取って
共に歌おうゴリラの詩
僕は生まれ変わるんだよ
ゴリラになるんだー
でもオリには入らない
自由に生きるー
ウホホウホホウホウホウホホ~ウホホウホホウホウホウホホ~
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なんて心に響くフレーズなんでしょうか。
いつでもどこでもウホウホと口ずさめる軽いメロディー。
ゴリラは決して褒められた集団ではありません。
違法行為を平然と行なっている連中で実際に被害に会い引退された方もいらっしゃいます。
しかし、この野生的で自由なゴリラを思い出すとき、
僕のプレイしていたFenrir鯖は少し輝いていたような錯覚に捉われるのです。
~くーちゃんことゴリラシンガーTより親愛なるゴリラへ~