へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

【映画を見たよ】新旧ファンに贈る40年の感慨:ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

先日、待望のスーパーマリオ映画を観賞しました。
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーです。
Amazonプライムビデオて今なら見れるぜ。

 


感想としては、鑑賞直後に呟いたこのポストが全てです。


マリオってギネス・ワールド・レコーズで『最も有名なゲームキャラクター』として1位の座を得ているんですよ。だからこの映画を「皆も知ってるよね!おなじみマリオだよ!いつも通りピーチがクッパに攫われてるよ!ヒアウィゴー!」って導入にしても何の問題も無いはずなんです。ところが、そうじゃなかった。

この映画は、まさに全世界が知るアイコン的なキャラクターを、まったくの初見の方も楽しめるように構築されていました。

そして、その一方で、40年にわたってマリオブラザーズの冒険に共感してきた世代のおじ(古参ファンを僕は界隈各所の風習でおじと呼んでいます。若くても老いててもおじです)を取り残さない工夫が随所に散りばめられています。

映画は「知っている」と「知らない」の間で絶妙なバランスを保ちながらも、昔からのファンには嬉しいサプライズが満載、満載、これでもかと満載のマリオ小ネタの嵐に次ぐ嵐。

この映画はまさに40年間変わらずにマリオブラザーズの魅力を追い求めてきたことで完成したマリオ愛の結晶そのものです。かつての作品の小ネタに触れ、懐かしい感情に浸りながらも、新たな展開や懐かしいキャラクターたちには心を奪われました。この映画に関わった制作陣の知恵と工夫が、ファン全体へのサービスになっているといっても過言ではありません。

感動と驚きの入り混じった、素晴らしい映画体験となりました。

これからもますます進化し続けるマリオブラザーズの世界。
赤と緑の兄弟と彼らを取り囲む愉快な仲間達の未来に、大きな期待を抱かせてくれる一本でした。