へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

ゲー録604 ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅 クリア。ゲームの感想の巻

直系のナンバリングとしてはマルタのふしぎな鍵以来の22年ぶり
シリーズとしてはジョーカー3から7年ぶり
待たせやがって……と涙したファンも多いはず。

ポイント
・モンスターサイズがSとLの2種類に
・配合時は特殊な組み合わせによってランクがアップ
・ジョーカーシリーズなどでおなじみのスキル制を採用
・ドラクエⅣにスポットを当てたオリジナルストーリー


良い点
・検索配合が使いやすい
細かく条件を絞って手持ちのモンスターから配合先のモンスターを指定出来ます。
これが最近の邪教の館(女神転生)くらい便利。

・僕好みのボスのバランス
ボスキャラ配置数はかなり多め。
序盤はゴリ押し出来るが中盤あたりから『無策では難しく、対策(もしくは強化)していけば楽勝』という絶妙なバランス。

・配合とバトルがひたすらに楽しい

モンスターズシリーズで一番大事な配合と戦闘がきちんと面白いです。
また基本的には物語進行度最新の場所の敵を倒していればサクサクとレベルが上がる仕様になっていて、バトル→配合→レベル上げのサイクルがストレスフリーなところは大きく評価したいポイント!


いまいちな点

・色違いモンスターでの種類かさ増しが目につく
ある意味ドラクエシリーズの味でもあり宿命でありみたいなところはあるのでドラキーだけで3種類いるのは仕方ないものの、なんかこいつ一度見た事があるな??という色違いがかなり多い。とはいえ500種類を越えるモンスターは揃っているので贅沢だろうか。

・幾つかのダンジョンの『謎解き中が面倒』

本作に登場するダンジョンの幾つかではテリーのワンダーランドにおける『まよいのとびらの迷路』みたいなギミックを解かされる場面があり、その種類も豊富。
ギミックの謎解きに集中させてくれればいいのだが、通路に蔓延る敵は容赦無く向かってくるし、ギミック自体もスイッチを操作中に数秒の演出が入り、時にはそれを十数回と操作せねばならず、ダンジョンの存在自体がゲームテンポを阻害していると感じました。
モンスターズの購入層はバトル!バトル!配合!バトル!配合配合!ハァーッ!シェイ!といった気合の入り方をしているユーザーが大半だと思うので、本家ドラクエさながらの謎に力の入った作りのダンジョンは要らなかったんじゃないか?と思っています。

・主要キャラクターの描かれ方
パッケージにデカデカと写っているピサロ以外のメインキャラのうち、「なんかまぁ、ちゃんとしとるな」と個人的に思えるのがロザリーくらいなのが微妙な点。
ストーリー自体は演出がアツい箇所があったりして楽しませてくれる箇所が多いんですが、パッケージに描かれてる毛玉は最初以外出てこないし、終始アチアチ言ってる青年はなんか強引に助けてきて強引に仲間入りして強引に見せ場作ってきた、みたいな雰囲気が徹底していて「彼、どう?」って画面に向かって呟いてしまいました。
魅力的なキャラクターの描き方ってやっぱ難しいですね。


終わりに


配合とか戦闘がちゃんと面白いし倍速機能でバトルテンポも軽快なのでその辺りを楽しみたいプレイヤーは買ってヨシの作品だと思います。

僕が二番目くらいに好きなモンスターであるデスファレーナ(でかい蛾)が出てこなかったのでモンスターズ3プロフェッショナルとか出たら是非でかい蛾を内定させて頂きたいです。


それでは今日はこの辺で。