へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

ゲームと精神と肉体の話。

自分はゲームのオタクであると同時にインターネットのオタクでもあります。情報の洪水に身を任せている時間って堪らないんですよね。
さて本当に色々なものを知る事が出来るインターネット。昔はまじもんのアングラ情報も簡単に手に入ったんですよね。廃刊になっちゃいましたけど危ない28号とかは有名です。では今ではアングラ情報は手に入らないのか?というと、そんな事無かったりするんですよね。

特に禁止されてるお薬だの違法だ合法だの葉っぱだの…特別そのスジの人をチェックしていなくても、情報が流れてくる時は流れてくるものです。

ま、いうてもね、ワイらゲーマーですよ。
クスリだの葉っぱだの無くたって
電子音でトリップし、ハクスラ一本ありゃ飛べる。


…と、それは間違いないんですが、ゲーム一本ありゃトベるっていう状態は、ゲームに対する嗜好性の強さ以上に肉体が健全であるっていう大きな前提が無いと成り立たないな、と。
結局どこまでいっても僕らの体も心も、化学的なものなんですよね。

社会人3年目の頃、僕はタワー オブ アイオンというネトゲに夢中になっていました。本当に仕事がしんどい中で、比較的まとまった時間の取れる二交替夜勤のつなぎ目の日には欠かさずログインして心の平穏を保っていました。

ところが倒れて病院に運ばれ、失職した日からは一切ログイン出来なくなり、それからアイオンの世界に降り立つ事は無かったのです。
ニートになったのだから喜び勇んでネトゲ三昧の日を過ごせそうなものですが、肉体と精神が完全に参った状態では、好きで好きで仕方なく毎日狂ったように打ち込んできたゲームという趣味嗜好は何の意味も持ちませんでした。

ドレドギオン実装前に全身ユニーク装備+10に身を固め、ルミエル鯖のレギオンランク一位を誇り最も多くの魔族PLをアビスで葬っていたレギオン「MEET」に所属し役職設定まで入れてもらっていた僕は、本当の意味での廃人には資産は一歩及びませんが、ほぼその一歩手前のやりすぎなプレイヤーだったのは間違いないです。

その僕が、倒れてしまったあの日からアビスで魔族PLを追いかけ回し、殺した果てに露店チャットで煽って遊ぶ事も、時間湧きのボスを回る事もありませんでした。

結局のところ、
趣味や嗜好は、精神に。
そして精神は、肉体に。
それぞれの上にただ載っているに過ぎないと強く自覚した瞬間でした。

だから自分には特別な趣味(僕はゲーム)があったり、特別な支えがあるから、
肉体に影響を与えるような誘惑は効かない!と思い込んでしまう事って危ないと思っています。
体へ影響を与えるものは精神力で防御出来ないです。

もう何が言いたいかまとまってないですが、
要するに自分の体を「結局はタダのたんぱく質の塊」であると
しっかり認識して、ちゃんと乗りこなそうっていう話でした。

ネット上には簡単に体をぶっ壊してしまえるような誘惑が沢山あるけれど、
なるべくならそういうものに手を出す前に精神面の対策をしたいよね、という。

まあそれが簡単に出来たら苦労しないんだけど…
そうやって精神面が参ってて、自分で自分を助く道が分からなくなってる人に
破滅を勧めるような連中を僕は強く否定します。

僕個人としても
ゲーム一本ありゃトリップ出来る。
いつまでもそんくらい安定した精神と肉体で生活していきたいですね。