へたれゲーム貴族の躁鬱

ゲーム&クソ日記。04年12月開設のブログを18年にこちらに移管しました。名前が長いので「へげ貴族」とでも呼んでください。

ゲー録566 [コラム]迷宮クロスブラッド

PC版クリアしていないのに買ってしまった
一身上の都合によりブラッドサンプルが集まらず
最初から3回やり直すくらい好きなゲームです
お陰でアイオン紳士淑女の絶叫は完璧です。
あも。


さて、迷宮クロスブラッド
Wizardryライクなダンジョン系狩りゲーである本作は、強い敵を倒して強い装備を手に入れてまた強い敵と戦うだけ、という地獄のようなジャンルであり俗にハックアンドスラッシュと呼ばれるタイプのゲームである。

ハックアンドスラッシュ、この地獄のようなジャンルのゲームの語源は古くはテーブルトークRPGのダンジョンズ・アンド・ドラゴンズに端緒を開き、ストーリーを重視するより敵をぶっちめて強くなってもっと強い敵をぶっちめるというプレイスタイル(物語重視のプレイヤーからは揶揄の意味合いもあった)がコンピュータRPG独特の概念と化したものである。

強くなって敵を倒すだけ、この言葉だけでは何が面白いのか分からないがそれでもハクスラゲーマーは迷宮に潜って敵をしばき続ける。
登山家に山を登る意味を問うのと同じで、彼らはそこに迷宮があるから迷宮に潜るのだし、アクションゲーマーだってそこに難ステージが存在するから挑戦するのだろう。

迷宮クロスブラッドを作ったエクスペリエンスは元々はマイケルソフトの開発チーム、チームムラマサであり、隠れた良作WizardryXTHの開発チームだ。

WizardryXTHの発表からプレイまでをリアルタイムで経験した私は、学園×Wizという、伝統のオールドファッションダンジョンゲームと現代ラノベ風世界観との親和性を危惧する奇抜さに対する世間の古今東西ゲーマーの賛否両論も見てきた。しかし所詮伝統はただの伝統に過ぎない。しっかり伝統を踏襲した上で新しい時代の面白いものになってくれたWizがWizXTHであった。

チームムラマサは間違いなくしっかりした作品を生み出してくれるメーカーであるという認識はXTH1、2ともプレイしたあとの認識である。

話は長くなったが、この迷宮クロスブラッドも古来からあるダンジョンゲーの酸いも甘いも取り込んで上手く現代伝奇風に消化している作品だ。

異形と呼ばれる怪物が引き起こす怪事件に、異形に対抗するための兵装具現化能力"コードライズ能力"を持った学生達(12~19歳くらいに限られる)が挑む。


学園+青春+変身ヒーローの要素がこの作品の全てであり、それ以上の何でも無い。


この作品は良く観察しなくても、ストーリー上の組織の描写はアラが目立つ
例えばコードライズ能力を持つ学生達を束ねる特務機関エクスの隊長である少年は、トップという立場にも関わらずまるで連絡が取れずあちこちをフラフラしていやがる上に、コードライズ能力者及び特務機関は一般人には秘匿されているというのに町のど真ん中で変身して暴れやがるわでもう滅茶苦茶であるし、レベルキャップによる説明に文民統制を引き合いに出すも、レベル高いコードライズ能力者達を管理できていませんと自分で言っているようなもので重ね重ね言うがストーリーや組織背景やらは手綱が握れていない感じがドチャクソ大盛りなのだ。

しかし、それがだからどうした。
と思わせるハックアンドスラッシュゲームが持つ魔力を確かに持っている。
ハックアンドスラッシュはストーリーがおざなりになっても良い、という逆説を唱えるつもりは全くない。

狂王の試練場は王のおふれ一つであった
ダンジョン攻略の拠点があり、ダンジョンがあった

これも、時代は流れても原点と同じだ
学園があり、特務機関があり、君たちは変身ヒーロー学生であり、
そこに異形が徘徊するダンジョンがある。

それで良いのだ
そして、それで熱中出来るのだ。


チームムラマサことエクスペリエンスが持つハックアンドスラッシュの魔力は快適なインターフェースと狩りのテンポの良さにある。
PC版と同じだけのパワーを持ったスピードの再現が完全に出来ているかといえば、Vita版クロスブラッドはさすがに移植にあたって同じだけの超高速快適環境を得ているとは言い難いが、手軽で小気味よくそれでいて決して一筋縄ではいかないダンジョンゲーでのトレジャーハンティングを構築出来ているメーカーを他に知らない。(私が思ったほどゲームをやっていないせいかもしれないが)

アイテムやサブディスクあたりのUIに若干ここをこうしたほうが・・・という部分が無いといえばウソになるが、PC版と比べて操作周りが不便になったような場所もあれば逆に便利になった場所(ボタン一つで作成、解体、ソースシフト化、等)もあり、パソコンのゲームを携帯機で遊べるように快適になるように努力した結果だと思いたい。

ハックアンドスラッシュというジャンルの貢献に、様々な切り口からプレイヤー層を取り込む努力を見せてくれているエクスペリエンスにこれからも期待せざるを得ない。


つい先日も不注意からレベルドレインを受けてしまい悶絶中
レベルデコイは一人一個持とうな!
うわぁぁぁ
経験値はかえってこない!
しにまーす!!!