へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

雑多文章録332 元気の出る薬…

身の丈2m近くはあるだろうか、大柄な黒人男性であった。

頭の中で音楽でも流れているのか、リズミカルに首を振りながら

「ゲンキデルノアルヨ?」

「イマナラ ヤスイヨ?」

「ゲンキデルヨ ネナクテイイヨ?」

何を売ろうとしているのか分からないが
さすがに買ってしまうのはどうだろう。

「うるさいなー あっちいけよー」

しつこいので追い払うと

「オオ コワイ」

って、お前の方が怖いっつの。
俺の1.5倍くらい身長でけーし

「ゲンキデルヨ?」
「ヤスイヨ?」
「ネナクテイイヨ」

つくづく、都会は怖いところだ。