君はマインドシーカーを知っているか!
どんなゲームであれ良いところがあり安易にクソゲーのレッテルを貼るべきではないと考えている僕が擁護を捨ててクソゲーの代表格として割と今でもツイッター上で話題に出す個人的伝説ゲームなのだ。
紹介していこう!
1.どんなゲームか
ジャンルは「超能力開発」をテーマにしたアドベンチャーです。
この超能力開発とはゲーム内のキャラの話ではありません
画面の前の僕ら、プレイヤーに対してです。
メーカーが堂々と「ゲームを通じて超能力を開発する」とソフトとして発売したのです。
耐えきれるか少年、実話だぞ。
2.どこのメーカーが出してるの?
天下のナムコ。
3.具体的な内容は?
1980年代頃にメディアに露出が多かったエスパー清田という実在する超能力者が監修し、ゲーム内にも登場します。
プレイヤーはエスパー清田先生の指示に従い、超能力ラボの課題を超能力でクリアし、超能力シティへ繰り出し、住民のお題を超能力で解決し、最終的には宇宙の真理へ到達します。
最初の指示から「部屋を暗くして瞑想しろ」「部屋のどこかにカードキーがあるから念力で当てろ」といったような内容のオンパレード。
ラボの課題も「5枚あるカードを透視して絵柄を当てる」「念力でランプを点灯させる」「次に光るランプを予知して当てる」といったもので、プレイヤーが念力を発揮しやすいようにという親切心からかプレイ中に使うのはほぼAボタン一択。
画面に向かって念じながらAボタンを押してね!というものなのだ要するに。
言うまでもなく、当たるか当たらないかは全て運ゲーである。
脳波を測定して現実の物体にアプローチする研究が進んだ2017年ならば「マインドシーカー用デバイス」を作れるとは思いますが、このゲームの発売は1989年。8bit時代。
4.面白い要素が他にあったりするのでは
画面念じながらAボタン押すミニゲームで全てが構成されているのでそんなものはないぞ。
5.まとめ
説明した通り、現代日本で発売したら"立派な詐欺"にあたるクソゲーにして伝説の怪作であります。
定期的に僕が話題にするのは当時すげー真剣に遊んだから。
というか二十歳こえてからもカセット友達の家にもってマインドシーカー大会やったもん
みんなで画面に向かって「俺のサイパワーを送るぞ!」「ランプ光れ!」「パワー!サイパワー!!」とか叫んだの。
こういう遊びでもしない限りテレビに向かって念じ続けた小学生の頃の傷は癒えないでしょ。
凄いクソだけど語り継ぎたいと思う、そんな奇怪極まる尖ったソフトが僕にとってのマインドシーカーなのでした。