へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

雑文518 マルマル警察

世の中には創作物内における特定の事物の描かれ方のディテールを指摘する人がいて俗に○○警察と呼ばれたりしている。

専門に該当ジャンルを取り扱っている人が多いせいか指摘も見ごたえがあってなるほどなと思わされるものが多く、勉強になるのだが個人的には何かと専門家がでずっぱってくる風潮が嫌いだ。

当然、作中の間違った描かれ方が致命的であり、是正しなければ影響が大きかったり実害が出るようなものは指摘をしなければならないと思う。料理漫画で誤った調理を紹介していたり、衛生的に問題があるものを勧めていたりね。こういったものに対する指摘はどんどんしてほしいし、誤解が広まらないようにするのは大賛成。
それに例えばサッカーを題材にしているのに明らかなルールミスが描写されてたり、銃器を題材にしているのに撃ち方や器材について最低限の知識もない雑な描かれ方だとしたら
作者の取材不足だし、題材をリスペクトしてないしこういうのは突っ込んでいいと思う。

じゃあ何がいかんのよっていえば、作中のワンシーンで使われる程度の諸々に対して苦言を呈する輩っていうね。

やれこの武器の持ち方が違うだの、この時代にこの意匠はありえんだの。
シーンを描写するにあたって創作者は全てを把握してないとあかんのか。
正しい知識に基づく描写は説得力に違いが出るのは分かるが、そう描かれないものはすべて公然と非難するべき対象になるのか。
君ら普段マンガだからアニメだからで済ませているのに?済まないんか?

俺だって雑に描いても許されるとは一言もいわないよ、ただそれ以前にエンタメである事を認識しようよ、こんなんに文句つけちゃうやつ、認識できてないっしょ。


追記:
自ジャンルに過剰に反応したくなるのは分かるけどね。
俺だってテレビがシューティングや音ゲーを「反射神経が必要なゲームです!」って紹介される度にキレ散らかしそうになるからね。

まとめるとフィクションはフィクションとしてある程度許して楽しめる度量が必要ってコトで。
目くじらを立てる事で回るプラスのサイクルなんかありゃしないと思うからね。