僕は肉ギョーザ市場を独占するべく
販売に出された材料のペレルを超反応で買い占めては
ひたすら料理台で肉ギョーザをこねる作業をしていたのだが
突如、天の声が
ディア オール ユーザー
FS(GMみたいなもん)が降臨なされるらしい。
僕はとっさに「出たな妖怪」と叫び返していた。
FS「楽しいことをやるから闘技場に来い」
FSの行う楽しいイベントとは・・・・・・?
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僕はすぐさまメインキャラにチェンジ。
闘技場へ向かいFSを妖怪呼ばわりするが華麗にスルーされた
さすが、受け流し能力もA+といったところか。
なにやらモンスターを召喚して
みんなで退治しよう!
という趣旨のイベントらしいのだが
ルミ天ご存知 BOT&業者レギオンWoRLDがイベントに介入。
「彼らを放置する運営には最早何も期待することはない
俺達自身で追放する!」
と、はっこんでるのかどうかは不明だが
彼らの登場に業を煮やしたプレイヤーがWoRLDとその参加のレギオンに襲い掛かる。
「楽しいイベントですよ」
FSの言葉がむなしく響く。
最早FSの言葉に耳を貸すプレイヤーは誰一人としていなかった。
ただ、この場は不正利用者とそれを許すまいと意気込む者達が
血で血を争うだけの戦場となっただけであった。
そしてFSの闘技イベントは特に何の印象も無く終了した。
その後FSが闘技前にて露店を開き、ユーザーと対談する場を設けていた。
僕はすぐさま「おいFS結婚してくれや」と場違いな発言で場を乱した
すると「私と結婚は無理なのでもう一人FS呼びます」と二人目のFSが降臨。
中々のイケメンFSであった。
だが結婚は無理らしく、フラれる。
対談会ということで各々のユーザーが自由に要望を出し合っていたが
中にはさきほどの不正レギオンに関して強く調査を望むユーザーもいた。
FSは「HP上から申告してください」の一点張りだった。
ファンサポーターなどという言葉を用いて
中途半端な位置づけである彼ら。
もう少し彼らには権限と行動力を持たせるべきであると思った。
私達が不正利用者に対して望む言葉はただひとつ
「You BAN」
だけなのだから。
(ボルボンド話)