へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

ニドですがロードとしての旅が最悪です 冒険初日~19日目

涙あり浪漫ありのロードオブヴァーミリオン冒険活劇
「とあるロードの冒険記 ニドですがロードとしての旅が最悪です」

過去記事のまとめです。

需要があるかどうかわかりませんが皆様よろしくおねがいします。




ニドですが



















●冒険初日
俺の名前はニド。
師匠であるドゥクスにそそのかされてロードとして
この世界に覇をとなえるべく旅に出る事になった。

とりあえず、カイムとかいう使い魔と一緒に
カラオケに行く事になった。

二人とも何も歌わないまま6時間が過ぎた。

仲良くやっていけるか初日から非常に不安だ。


●冒険7日目
非常に空腹だ。
みんな足取りがおぼつかないほど疲労している。

ドゥクスの奴、食糧という大事な要素を頭にいれておかなかったのかよ。
まだバイアル連山の二合目だというのに餓死寸前だ。

その時、使い魔のマンドレイクと、目が合った。


●冒険8日目
アルカナ持ちという貴重な使い魔を犠牲に飢えを凌いだ。

だが、気分は最悪だ。
好きこのんで自分の仲間を犠牲にするやつなんていない。

どうした?全然食べてないじゃないか?とかいって
葉っぱの部分を投げてよこしてきたドゥクスが何より最低だ。

なぁしょうがないじゃないか いつまでも落ち込むなよ。
非常事態だったんだから。
と ドゥクスが昨日の事は忘れろ、とささやく。

全く良く言う。
喜んで包丁を振り下ろしてたのはお前だろうが。


●冒険10日目
進軍は順調。
バイアル連山の中腹にたどり着いた。

ここで新しい使い魔が仲間に加わった。
魔種サキュバスだ。

その夜、大量に増殖したタモリに囲まれ質問攻めにされる悪夢を見て
目を覚ますとサキュバスがこっちを見てニヤニヤしていた。

早くも俺はもう冒険をやめたいと思った。

~続く~



        とあるロードの冒険記
 ニドですがロードとしての旅が最悪です ~2Excellent~

★前回までの3行あらすじ
・ニド旅立つ
・まんどれいく まんどれいく 胃のなか
タモリ




●冒険11日目
ドゥクスが何かとサキュバスにちょっかいをだしてる。
3000サール出すから揉ませろ とか不愉快な言葉が耳に入ってくる。
ああ見えてもサキュバスは結構ガードがかたいらしく
流石にカネで身体は売らないみたいだった。

結局、寝てる時にイイ夢を見せるという条件でドゥクスは納得したらしい。

その夜、寝言で「い、いいともー…」と
うなされるドゥクスを見て俺は少し気分が落ち着いた。


●冒険12日目 昼
新しい使い魔が仲間になるらしい。
ユニコーンというやつで、なんと素早さを上げる特殊技が使えるようだ。

そいつがいれば、このバイアル連山も一気に駆け上がれると思うと
つらい旅路も少しは楽になるだろうと思い参入を心待ちにすることにした。


●冒険12日目 夜
ドゥクスに、ユニコーンはまだこないか聞いてみたが
お茶を濁すばかりでかなり挙動不審だ。
イヤな予感がする。


●冒険13日目
休憩中にふと見たヤフオクで全てを理解した。

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出品者:dux45451919さん
個数 : 1
開始時の価格 : 10000サール
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見なきゃ良かった。


●冒険14日目
ロードとしての旅路でついに初めての戦闘になった!!
バイアル連山で倒れた冒険者が亡霊となったゴーストが襲い掛かってきたのだ。
相手は3体。

頼むぜ!使い魔たち!

と思ったらサキュバスは化粧中で出て来れないらしい。
結局カイムと二人で戦うことになった。

ゴーストが怨嗟の声をあげながら一直線に飛び掛ってくる。
ブロンズソードを引き抜く──その瞬間、体は戦士のモノとなる──
淀みない動きで放たれた剣閃が亡霊を打ち据え、砕いた──

って中二病ぽくてサーセンwwウソです、本当は全然効いてなかったです。
ゴースト硬い、ブロンズソードが効かない。ヤバイ。

これを使え! と言ってドゥクスが光属性のブロンズソードを投げてきた。
たまには役に立つヤツだ。というかお前も戦えよ、と思った。

ウヒョー、光属性の剣、超強い。なんとかゴーストを倒す。
というかそれ以上にカイムが強い、超強い。
俺が一体倒す間にゴースト2体始末してた。あいつ凄い。

「な…なぁカイム…凄いな…その剣技、俺にも教えてくれないか…?」

ナチュラルに無視された。
俺は嫌われてるのかな。


●冒険15日目
カイムは無口でシャイだけど、凄いいいやつだということが分かった。
ボソッと「腹が減った」と呟くと
なんか長い槍を使って樹の上のリンゴ取って俺にくれた。

独り言の多いドゥクスと
しょっちゅう携帯でデカい声で喋ってるサキュバス
その面子の中で、いつも一人静かで、
それでいて戦闘でも頼れるこいつは本当にいいやつだ。

そんな事を思っていると、ドゥクスがニヤニヤしながら
これ通販で買ったんだ とマンドレイク栽培キットとかいうのを見せてきやがった。
畜生、古傷を抉るようなマネしやがって。

もちろん、今日の夢にもタモリが出てきた。


●冒険16日目
バイアル連山も頂上まであと少し。
というか、登れば登るほど気温が高くなってくるぞこの山。

こんなに暑いのにヨロイを脱がないドゥクスって実は凄いヤツなのかもしれない。
ちなみにサキュバスは既にスッポンポンだ。

そういえばオークオラクルとかいうやつが何かドゥクスを尋ねてきた
この壷を買うと運勢がアップして美女と札束風呂に入れます
みたいなセリフが聞こえてきた。

よし買った!というセリフも聞こえてきた。
前言撤回。ドゥクスは全然凄くない、というか欲望丸出しすぎ。
小学生かお前は。

気がついたら俺の財布からサールが抜き取られていました。



        とあるロードの冒険記
 ニドですがロードとしての旅が最悪です ~3Excellent~


前回までの3行あらすじ
ヤフオク
・初陣
霊感商法



●冒険17日目
「どうも…インキュバスです…よろしくお願いします」

とうとう新しい仲間がきた!!
チッ男か というドゥクスの呟きが聞こえる。
折角の新メンバー加入なのにテンション下げるんじゃねえ。

みんなで自己紹介をすることになったが、やっぱりカイムが喋らない。
本当にシャイなやつだ。

寝癖ボーボーで全裸のサキュバスが挨拶に来た
新入りは鼻血を出して倒れた。

その日は新入りの介抱と、サキュバスに服を着るよう説得して一日が過ぎた。

それにしても、新入りすっげえイケメン。
羨ましい。


●冒険18日目
新入り(インキュバス)の特殊技がすげえ!
相手に雷弱点を付与する、とかその間に雷ブロンズソードで殴れば必殺じゃん。

そろそろ頂上が近く、決戦の予感がしてきたところだ。
さらに戦力増強を試みるべく、ドゥクスに掛け合ってみた。

せっかくだから、新入りの特殊能力を生かすために雷属性の使い魔が欲しい
と言うと、ドゥクスは使い魔名簿を投げてよこしてきた。

自分で決めろ、という事かよ。
使い魔の斡旋くらい面倒見てくれてもいいのに…

あ、このセルケトってやつ、良さそう。
雷属性で特殊技も攻撃。それに貴重なアルカナ持ち。
さっそくセルケトを仲間にすることに決めた。

そういえばドゥクスがオラクルから買った壷を一日中ニヤニヤしつつ眺めているので
明らかにサギだということを丁寧に説明してやると物凄くゲンナリしてた。

結局、壷には土を入れて、マンドレイク栽培キットの種をまくことになった。


●冒険19日目
夕食で食べた鍋の具についてドゥクスに詰問すると、とうとう白状した。
朝頃には仲間になるはずのセルケトが来ないからおかしいと思ったんだ。

カニっぽかったから、つい じゃねえだろ。

…頂上は、間近だ。