へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

ゲー録140 見えない何かに怯える夜

ひぐらしのなく頃に


世間の皆さんが皆殺し編を終わらせて論議に明け暮れる中、私めはついさきほど罪滅ぼし編をクリア致しました。

とはいえ未プレイの人もいると思いますのでこれから感想を述べるにあたって重要な部分は隠しておきます。



・友人Kの証言 罪滅ぼし編はあまり怖くないよ



「Kくん、そんなの嘘だッ!」

今までひぐらしを、プレイ時間を深夜1時~に限定し、家族が全員寝た後で一人部屋でヘッドホン着用して電気消してプレイするスタイルを今までの全編において確立してきたのに、今回はじめてパソコンをベッドの中に持ち込んで縮こまってプレイしてしまったじゃないか。

つーか、客観的に見るとひぐらしプレイ中の僕の行動って面白いと思った。

恐怖度第一段階…パソコンのモニターから少し遠ざかる
恐怖度第二段階…パソコンのモニターから半身ずらす
恐怖度第三段階…口元を手で押さえる 肩が強張る
恐怖度第四段階…机の蛍光灯をつける
恐怖度・MAX…プレイやめる

今回は面白さ、先の見たさが恐怖度・MAXに打ち勝った為、プレイ続行の手段として「ベッドの中にパソコンを持ち込んで怯えながらプレイ」をする事にした。

個人的に三四のスクラップ帖をレナが受け取って話を聞き始めたあたりから、恐怖Lv.2まで上昇。その次に大石刑事とレナが電話をし、三四の検死結果で24時間のずれ、即ち三四が祭りの夜には既に死んでるのに何故祭りに参加していたのかの話を聞き、レナが「既に三四は入れ替わっていた」と言ったところで僕が祟り殺し編での祭りに参加していたもう一人の謎の圭一の事を思い出して恐怖Lv.MAXまで上昇。
本気でびびって恐ろしい想像がいくつも湧いてきてプレイ中断。
その後、再プレイを決意しパソコンのケーブルを切断、ベッドにお持ち帰りーはぅー☆と微妙に心理的動揺を思いっきり外に出しつつプレイ再開。

全くもうどうしようもねぇなぁ僕。


今回のお話では、圭一がメタレベルでの話を持ち出してきて「ちょwまじかw」とか思いました。
基本的にメタレベルでの話というのは、ゲームや漫画に盛り込まれる事はあっても大抵はお遊び的な使われ方が多かったと思う。
例えばエロ漫画において、「ちょっと中出しはやめてよね」と女性側いうのに対して、「大丈夫、これエロマンガだから!」って男側が言う感じね。

ひぐらしの話は一編ずつ個々に推理するよりも他の編の話と繋げる方が全体像が劇的に見えやすいですが、その話全て平行世界で、他の世界の話を圭一が超知覚した上で、さらにそれを使ってレナを説得したというのは物語的倫理においてどうなのか?という点については僕はちょっとそこらへんを深く考えて、あーだこーだ論争する人達じゃないんでわかりません。

物語的にいえば、圭一が知覚した平行世界での話を使って物語をすすめたというのは連作モノではタブーかな、と思うけど個々の編でも推理できる風に作られてるらしいし、物語内での使われ方が絶妙だったからあちこちで批判されてるような感じは受けませんでした個人的には。

だって圭一が格好良すぎるんだもん。

僕の10数年以上のゲーム人生におけるカッコイイゲーキャラ
それの一位であるソウルハッカーズのスプーキー(桜井雅弘)を瞬間風速では抜き去りましたね。
罪滅ぼし編の圭一はランク上位に食い込んでしばらく順位を揺るがないでしょう。

本当はかっこよさなんて比べられないけどね、状況とかで随分違うし。
だけど、ゲームしつつ魂がキャラに揺らいだ感覚は久しぶり。
この魂が揺らいだカンジをカッコイイと表現するならば圭一こそここ何年かなかった魂の揺らぎを引き起こしてくれた漢です。

ラストでの「楽しいなあッ!」はダース伍長の「苦いな…だが、今はこの味が最高だ」に匹敵するくらい痺れた。

え?ダース伍長を知らない…?そうですか…。


んで、最高にカッコイイ熱かったストーリーで終了、かと思いきや、最後のTIPSでやってくれましたねホント…デカい謎を残してくれましたよ。
これは皆殺し編をプレイするしかなさそうです。

ところで、僕現在、恐怖の余韻でいまだオシッコにいけないんですがどうしましょうか。
ちなみにトイレまで距離10mもありません。
いかん、このままではお漏らし編という惨劇の主人公になっちまう…KOOLになれ…くーちゃん…くーちゃんのくーはクールのくーのハズだ…トイレに行くんだ…トイレに…暗闇テラコワスwwwww


【どうでもいい追記】
罪滅ぼし編での圭一の平行世界の記憶ですが
これって極論すると僕達の世界においても全ての可能性が考えられるワケですよね
そうすると、超極論圭一の言ってる事はおかしくはないとも考えられるのでは?
例えば、僕が仲の良い友達誰かを殺した世界も可能性ではあると思う。(いや、これから殺すってのも、次の話をするに当たってありえないとは断言できんのだけど…でもそうなったらシャレにならんよマジで…)
僕は別の世界では君を殺したから謝らないといけない、というのはメタ主観からの確証を得る事が現実においても不可能な為、殺した証拠を見せる事は出来ませんが可能性のひとつとして立派に考えられるからです。
なんか良くわからないし考えるだけ頭痛いだけですけどそんな風に思ったので書いてみただけです。