本当は「リアクション論」という題目での文章を書くつもりだったのですが
どうにも共通テーマ内に面白そうなカテゴリーがあり、カテゴリ名だけ見てスパッと文章が沸いてきたのでそれを書きます。
あくまでカテゴリ名だけから連想して書いたものなので、実際のカテゴリ内の投稿傾向とは全く違うだろうという事をお許しいただきたい。
まず、僕が考えるに「成功する考え方なんて存在してなくて当然」と思う。
全ての状況に置いて万能にプラス効果を発揮する考え方があるだろうか?
それこそ「常にポジティブシンキングであれ!」といった場面を問わないものであるだろうが、そもそも常に前向きに考えるという思考を続けられる人物ならば、成功する考え方、などといった曖昧なモノに頼る必要もまずないだろう。
思うに「成功の秘訣」とは考え方の一方通行では効果をなさない。
「考えた次に、行動が伴って初めて効果を発揮する」ものではないだろうか?
僕の大好きなゲームに例えよう。
乱入対戦で敗北を続けて「俺は前向きだからずっと挑戦続ける!」と乱入を続けたところで、前向きなのはいいが、敗北から「要因を探って、弱点を克服する行動」を取らなければ一生負け続けるままだ。
何かと「前向き感情はプラス」と評されるが「前向き+行動」がついて初めてプラスと呼べるのではないだろうか?
時には"ネガティブ"感情を抱いて初めて気がつく事だってある。
後ろ向きな考え方でも、行動が伴っていたほうが何もしない前向きよりよほどいいとすら感じる。
即ち、「成功する考え方」とは「成功する行動」と言い換えて妙であり、
現実世界に確かにこの場面ではこういう考えを持てば成功する、良い結果を生む、というマニュアルはあるが、あくまでもそこに行動を挟まなければ良い結果は生まれないのだ。
コミュニケーションやビジネスでも重宝される「気配り」といった考え方も、言葉だけ捉えると「考え方」であるが、実質それは「行動」である。
相手の調子を見て言葉を選ぶ、業務開始前に出社しオフィスを掃除する、全ての考え方は行動を伴うべきなのだ。
この場合どう行動すれば上手く行くか…それの積み重ね・研鑽こそが「成功する考え方」というそのものなのであろう。
しかし、現実には計算さえすれば上手く行く事もあれば、経験上の予測から行動を起こしても上手く行かない事もある。
まさに「時として、最良の選択が、最良の結果を生むとは限らない」である。
これはファイナルファンタジータクティクスから引用した言葉だがまさに世の中がいくら"成功する考え方だ、上手く行く行動だ"といっても様々な不確定要素が絡む難しいものであるという事を改めて認識させられる味わいの深い言葉である。
(同ゲームは舞台設定こそ中世であるが、今の社会に置いても重く響くセリフが頻出する為、未プレイのゲーマーに是非薦めるタイトルだ)
そうして上手く行かなかったときに、立ち上がるのに必要なのが「前向きに考える考え方」だったり「俺には無理だ、とたまには後向きに逃避して心を癒す考え方」であり、行動と思考とは互いに密接に結びついてるのである。
という考え方は成功するナリか?キテレツゥ。