AA物語 ドクオファンタジー
何か思いつくままに作ってみました
AAのズレはお許しください。
____
. | ・´μ`・ |
`)) | ̄ ̄ ̄ ̄
´ ∧
<⌒>
/⌒\
_________]皿皿[-∧-∧、
/三三三三三三∧_/\_|,,|「|,,,|「|ミ^!、
__| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩ |'|「|'''|「|||:ll;|
/__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「| ̄ ̄ ̄ ̄|「| ̄ ̄|
/_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「| 田 田 |「|[[[[|
|ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| | |「| |「|ミミミミミミ
とある世界のとある場所 とある国に一人の青年が住んでいた
.
| ('A` )
| ノ(_)ヽ
./ ̄ ̄ ̄ | \
「タダイマ…」
誰もいないと分かっているのに彼は我が家に帰宅を告げた
彼の名前はドク・ドクオ。
父親は幼い頃に他界して母親と二人暮らしである。
女手一人で彼を養う母は働きづめで、ドクオが眠りにつく頃
ようやく母は家に戻ってくる。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ドクチャンヘ .|
| |
/  ̄ ̄ ̄ ̄ /____
./ ドクチャン ゴハンハ /ヽ__/ /
/ イツモノバショヨ / / /
./ レンジデアタタメテ / / か ./
/ タベテチョウダイネ / / ぁ /
/コンヤモオソクナルノ ゴメンネ / / ち /
/ / / ゃ /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / ん /
テーブルの上には一通の手紙が置いてあった
毎日置かれる手紙だ。読まなくてもわかる。
手紙の横には出来合いの惣菜がのっていた
| . タベルノマンドクセ
| ('A`)
/ ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄
今日は18の俺の誕生日なのに…祝いの言葉もないのかよ。
そういえば18歳になったらこの国では王様に謁見しなければ
ならないのであった。
何故謁見しなければならないのか、ドクオは年の近い友人もおらず
その理由はわからなかった。
「イクノ マンドクセ」
と呟いてみたが、この国での絶対的な決まりごとである事を知っていた
食事をするのも面倒だったので、手早く王様に会いに行く事にした
inお城
| |
| ,'~\ |
|\| `、 |
|\| | |
( 'A`) | | | | |
(_) |\| |\ |
」L \ | O .|\|\ |
\ .| | \|\ |
\ .|\| |\l\ |
\|\|\|\| \ |
「ソロソロ ジカンダ…ドキドキ」
「ドク・ドクオだな?入るがよい。王に粗相のないようにな」
「ハイ」
ガチャッ
ミミ彡ミミミ彡彡ミミミミ
,,彡彡彡ミミミ彡彡彡彡彡彡
ミミ彡彡゙゙゙゙゙""""""""ヾ彡彡彡 国 王
ミミ彡゙ ミミ彡彡
ミミ彡゙ _ _ ミミミ彡 大泉純二郎
ミミ彡 '´ ̄ヽ '´ ̄` ,|ミミ彡
ミミ彡  ゚̄ ̄' 〈 ゚̄ ̄ .|ミミ彡
彡| | |ミ彡
彡| ´-し`) /|ミ|ミ
ゞ| 、,! |ソ
ヽ '´ ̄ ̄ ̄`ノ /
,.|\、 ' /|、
 ̄ ̄| `\.`──'´/ | ̄ ̄`
\ ~\,,/~ /
\/▽\/
「わざわざ謁見にくるとは感動した!」
「キョウ18サイニナッタ ドク・ドクコ ノムスコ ドク・ドクオデス」
「そうか。この国に住んでいれば謁見の内容など言うまでもないが一応説明する」
, '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _{|
N| "゚'` {"゚`lリ 大魔王
ト.i ,__''_ ! クソミソス
/i/ l\ ー .イ|、
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | `> | i
/ |`二^> l. | | <__,| |
_| |.|-< \ i / ,イ____!/ \
.| {.| ` - 、 ,.---ァ^! | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{ ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
}/ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'゙ l |
__f゙// ̄ ̄ _ -' |_____ ,. -  ̄ \____|
| | -  ̄ / | _ | ̄ ̄ ̄ ̄ / \  ̄|
___`\ __ / _l - ̄ l___ / , / ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄ | _ 二 =〒  ̄ } ̄ / l | ! ̄ ̄|
_______l -ヾ ̄ l/ l| |___|
「世界を脅かす魔王…クソミソスの軍勢は日に日に強さを増していくばかりだ」
「今日から君も18歳だ。魔王クソミソス討伐にむかい世界を救ってくれ」
「エッ…」
('A`) タタカウノ マンドクセ
/⌒⌒⌒⌒⌒ヽ
// ̄ ̄ ̄フ /
/ (___/ /
(______ノ
ドクオは王様の話を聞くなりすぐに帰宅して何も食べずに床についた
自分の住む国には若い男が少ないのはそういうことだったのか。
皆魔王討伐に行っていたんだ。
でもこの国はとても強い国で、大魔王クソミソスの悪の軍勢なんか
今までに攻めてきた事は一度もなかった。
小さい頃から引き篭もっていた彼は大魔王クソミソスの恐ろしさを
知らなかった。戦うのなんか面倒だ。ずっとこの家にいよう。
彼はそう思うとすぐに眠りについた。
(-A-) スヤスヤ・・・
/⌒⌒⌒⌒⌒ヽ ウーン カーチャン・・・
// ̄ ̄ ̄フ /
/ (___/ /
(______ノ
ガッチャーーーーン!! ワーワー>
Σ('A`) ナンダ コノオト!?
/⌒⌒⌒⌒⌒ヽ
// ̄ ̄ ̄フ /
/ (___/ /
(______ノ
ノ__ノ__ノ__ノ__ノ _ ,, - ''' " | .:;|
ノ_ノ_ノ __ノ _ ,, -''' " | |. ::|
ノ_ノ_ _ノ/ | | | :::|
_ノ __ノ/ | ('A` ) | _,,,-" .:..|
\ __ ノ/ | ( ) _,, - ''' " | .:.:|
\/| |_ ,, - ''' " | .| ..::|
| | | _,,-'.::;:.::|
| | _ ,, -'' '' " :;:.::::|
,'~\ | |_ ,, - ''' " .:;:.:;;|
バケモノガ!!
ヽ○ノ ヽ○ノ タスケテクレ!!
/ / W从;;;;/W从W;;;
ノ) ノ) W从;;;;/W从W;;;;;
W从; ゴゴゴゴゴ
寝ている間に大魔王クソミソスの軍勢が押し寄せてきたらしい
逃げ惑う人々。国の中は火の海になっている。
( 'A`) ハッ!!カーチャン!!
∑/ _ノ⌒⌒ヽ.
( ̄⊂人 //⌒ ノ ガバァッ
⊂ニニニニニニニニニニニニニ⊃
早く逃げなければ!そう思ったが部屋の電気は暗いまま
まだ母親は道具屋のパートから帰ってきていない!
('A`;) ナ、ナニカブキ…
t─┐ノ( ノ)
│ | |
助けにいかなくては…しかし外には化け物が!
な、何か武器になるものを…ドクオは急いで自分の部屋を探した
| (;'A`)ノC===ニニニつ
| /( ) バット・・・ナイヨリマシカ・・・
| / \
/ ̄  ̄
もう10年ほど昔になるだろうか。
幼い頃に父親と一回だけ野球をやったときのバットが出てきた
気休め程度にしかならないが、家にはこんなものしかない
「カーチャン!!ブジデイテクレ!!」
ドクオはバットを強く握り締め家を出た
:.:... ||.::.:.::.::::::.::::.::.:..::::::::...:.:.::.:.:.
... ‐ || ─┐.:. ... ::.:... ... .:: :... ..
⌒ゝ' , ー 、||. ‐┴┐ .. . . . . .
:::`⌒ヽ.:::::.||.::ヽ⌒)、||i. 。. ゴオオ….
:::::::::::::)、::..||.::::::ゝ .::)l_|W从;;;;/W从
:::::::::::::::::::::.||.::::::::)::ノ _ _, -───-
..´⌒............|| . : r_r'. └' _ . - _
____.!!W从;;;;/W从W;;___
⌒Y⌒Y⌒||⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
. _,;| :) l.ノ ||. | | | | | |
'_|__l._||._|__|__|__|__|__|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( 'A`) ......:::::::::
‐=≡⊂ニ=C/( < ) .....:::::::::::
‐=≡/ > カーチャン!!カーチャン!!ブジデイテ!!
W从;;;;/W从W;;
|∩___∩
|| ノ ヽ
| ● ● | クマー!
| ( _●_) ミ
| |∪| 、`\
|_ ヽノ /´> )
|_) / (_/
| /
| /\ \ ∑('A`) ウワッ
|/ ) ) ( )ヽ
| ( \ / \
| \_)
もうすぐで母の働く道具屋というところで怪物に出会ってしまった
__
〈〈〈〈 ヽ
〈⊃ }
∩___∩ | |
| ノ ヽ ! ! 、 ノ
/ ● ● | / ,,・_)'A`)
| ( _●_) ミ/, ’,∴ ・ ¨))へC===ニニニつ
彡、 |∪| / 、・∵ ’ノく
/ __ ヽノ /
(___) /
∑\ て ゲフッ
ドサ!! Σ_(__(ノ'A`)ヽ て
’;,
┏━━━━┓
┃ドクオ ┃
┃HP: 3 ┃
┃MP: 10 ┃
┗━━━━┛
__
〈〈〈〈 ヽ
〈⊃ }
∩___∩ | |
|ノ ヽ! !
/ ● ● | / 彡 ユラ・・・
| ( _●_) ミ/ 彡
彡、 |∪| / 彡
/ __ ヽノ /
(___) /
_(__(ノ'A`)ヽ
瀕死のドクオに容赦ない二発目が振り下ろされようとしていた
「カラダウゴカナイ… ヨケルノマンドクセ……」
「カー…チャン…」
\J(Д`)し ドクチャン!!アブナイ!!
( > )≡=‐
< \≡=‐
__
〈〈〈〈 ヽ
〈⊃ }
∩___∩ | |
| ノ ヽ ! ! 、 ノ
/ ● ● | / ,,・J( 'д`)し
| ( _●_) ミ/, ’,∴ ・ ¨))へ
彡、 |∪| / 、・∵ ’ノく
/ __ ヽノ /
(___) /
_(__(ノ'A` )_ エ・・・
__
〈〈〈〈 ヽ
〈⊃ }
| |
! 、 ノ
,,・J( 'ー`)し ドクチャンガブジデ…
, ’,∴ ・ ¨))へ ヨカッタ…
、・∵ ’ノく
て
Σ_(__j( '-`)し て
ノ ';,.. _(__(ノ'A` )_
化け物の一撃から俺を庇って
母ちゃんは動かなくなった
('A`)
< )ヽC===ニニニつ
/ \ )) フラ・・・
カーチャン……!!
∩___∩ ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!
-= | ノ ヽ -=三
=三/ ● | -=三 r‐っ'つ _,rノ´)
- 三| ( _●) ーニ三、_,Eノ‐_r'
-=三彡、 |∪|| r'´)  ̄-一ーt_j'´
- 三ゝ ヽノ _三 'ー'´) _,∩
-= / ー--ニ ̄‐ヽ  ̄,_)' 一(´,__) `!
一 - ―゙ゝ_,.) ニ(__,.)-''l-
-=--(_) ノ`
-=三 (__)'
よろけながら立ち上がったドクオに
化け物の高速の攻撃が放たれる。
視認すら不可能な一撃が彼を直撃する瞬間、
昔の思い出がドクオの脳裏をよぎった
──────────────────
( '∀`) ドクオ パパトヤキュウヤロウ
( )\ \('∀`)/ ワアイ
|| ( )C===ニニニつ
それは10年前、一度だけ父とした野球の思い出
( '∀`) ヨーシ パパノタマハヤハイゾ ウテルカナ
ρ( ) \('A`;) エッ ハヤイノ ウテナイヨパパ!!
|| ( )ヽC===ニニニつ
( '∀`) ソレッ ワア!!
/( )ヽ --===三 ('A`;) -=〇
ノ | (~|==0つ彡
スカッ
( '∀`)
/( )ヽ (/A`;)
|| ( )ヽC===ニニニつ
「パパノタマ、スゴクハヤインダモン…ウテナイヨ、エーン」
「ナニイッテルンダ ドクオハパパノコダゾ。ゼッタイウテル!!」
「サア!モウイッカイナゲルゾ!!」
「エッ、ムリダヨパパ!!」
( '∀`) ソレッ!!
ノ( )ノ ~~〇 ('A`;) ワアッ!! アレ…オソイ…?
ノ | ( )ヽC===ニニニつ
○
ヾ
( '∀`)
/( )ヽ M ('A`) エーイ!!
ノ | ∑ >(~|0つ彡
カキィン!!
( '∀`)
( )\ \('∀`)
|| ( )ヽC===ニニニつ
「スゴイジャナイカ!!パパノホンキノタマヲウテルナンテ」
「ドクオハショウライ プロヤキュウセンシュニナレルゾ!!」
「ワーイ!!ボクガンバル!!」
─────────────────────
∩___∩
-= | ノ ヽ -=三
=三/ ● | -=三 r‐っ'つ _,rノ´)
-三| ( _●)ーニ三、_,Eノ‐_r'
=三彡、 |∪|| r'´)  ̄-一ーt_j'´
- 三ゝ ヽノ 三'ー'´) _,∩ オマエノコウゲキナンカ
= / ー--ニ ̄‐ヽ  ̄,_)' 一(´,__) `! (A`)
一 - ―゙ゝ_,.) ニ(__,.)-''l- < )C===ニニニつ
-=--(_) ノ` / \
-=三 (__)'
\_WW|WWWWWWWWWWW/
≫ ≪
< トウチャンノタマニクラベレバ オ ソ イ !! ≪
≫ ≪
/MMMMMMMMMMMMMMMMM、\
('A`)
 ̄ ̄ ̄ ̄-----________ \ | / -- ̄
--------------------------------- 〇
_______----------- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ / | \ イ
( ) / ./ | \ /
_ / )/ / | /|
ぅ/ / // / | / .|
ノ ,/ /' / |│ /|
_____ ,./ /∠__| / .─┼─ |
(_____二二二二) ノ ( | / ┼┐─┼─
^^^' ヽ, | | /.
数日後…
__
母 | カアチャン・・・
の |
墓 | ∴ ('A`)
──┐ ∀ << )
母 | オレ、コノセカイヲスクウタメニ タビダツヨ
の | (` )
家 | ∴ ノ( )
──┐ ∀ 」L
母 | ボウケンノナカマモデキタンダ
の | (` ) (ー`) ('-`)
家 | ∴ ノ( ) く( ) ( )ヽ
──┐ ∀ 」L ノ | | \
イッテクルヨ…
⌒ ⌒ ⊃ ( ⌒ )
⊂_ ) ⌒) (_ ⌒ ⌒ソ ノ
| ( _ ) )ノ
\ | | / /
ヽ丶\ヾ ///
.____________( )_________
- = - - - = ==- = ==-ヽ- - -
= . - - = = = =- = - - =
( )
く( っC===ニニニつ
 ̄ ̄ ̄/ く ̄ ̄ ̄ ̄`ー' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
≡≡≡ ≡ ::::| ─終─
≡≡ ≡ :::::|
≡≡ :::::::|
製作にあたって参考にさせていただいたサイト
AAHouse様
アスキーアートコレクション様