2026元旦、新年最初に摂取したエンタメはこれ!
『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』でした!

率直に言って、とても楽しかった。王道の冒険活劇としての完成度が高く、観終わったあとに、いいものを観たなあ。という満足感がしっかり残る一本でした。
簡単にダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)とは何かという話から。D&Dは、剣と魔法のファンタジー世界を舞台に、複数人で物語を紡いでいくテーブルトークRPGの始祖です。プレイヤーは冒険者となり、ゲームマスター(D&Dではダンジョンマスターと呼ぶらしい)が用意した冒険や事件に挑みながら、選択と会話とダイスの出目で物語が転がっていく遊びです。今でこそTRPGというジャンルは広く知られるようになりましたが、その源流にあるのがD&Dです。
この映画はD&Dの世界観をベースにしつつ、冒険の楽しさをとにかく詰め込んでいました。仲間との出会いと再集結、軽妙な掛け合い、失敗も含めた成長、胸が熱くなる局面、そしてちゃんと笑える。ファンタジー冒険譚に欲しい要素が一通り揃っていて、しかもそれがテンポよく流れていく。
個人的に嬉しかったのは、アーケードゲーム『ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドーオーバーミスタラ(SOM)』で見覚えのあるモンスターたちが次々に登場したことです。正直、僕のD&D知識はほぼSOM由来なのですが、「この敵見たことある!!!」という瞬間が何度もあって、それだけでテンションが上がりました。映画を観ながら、ゲーセンで遊んだ記憶がふっと蘇る感じがあって、楽しい体験になりました。
僕自身、TRPGでゲームマスターをやることが多い身としては、物語の途中で主人公たちがマジックアイテムを使って実行する“ある作戦”を見たとき、思わず笑ってしまいました。これを実際のセッションでプレイヤーにやられたら、もう完全に想定外だな~~と。映画を観ているのに、頭のどこかでそういった目線が顔を出してしまうあたり、自分もだいぶこの遊びに染まっているなと思います。
主人公パーティも個性派揃いかつ、全員にしっかり見どころがあるので、推しも見つけやすいと思います。主人公がバード(吟遊詩人)なので、歌うことで補助魔法みたいな効果を発揮して活躍するのかな?と思いきや、想像していた感じとは違って面白かったです。TRPGにもこういうポジションのプレイヤーキャラ、いると場が引き締まりますね~~~となりました。
そして鑑賞後にふと昔のことを思い出しまして。かつてバイトしていた職場で仲良くなった、50代くらいのおじさんのことを。ニコニコ動画でTRPG文化がリプレイ動画を通じて人気が再燃し始めた頃で、その話題からTRPGの話をしていたら「私はD&Dのスターターセット、いわゆる赤箱を持ってたんだよ。知っているかな?」と話してくれたことがありました。当時は赤箱と言われてもピンと来ていなかったけれど、今こうしてD&Dの映画を楽しんでいると、彼はD&Dの源流に触れていた偉大な先輩だったのだと改めて思います。あのおじさん元気にしているといいな、と少しだけ感傷的な気持ちに。
◆感想まとめ
『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』は、ただのファンタジー映画ではなく、長い時間をかけて受け継がれてきた遊びの文化を感じさせてくれる作品です。笑って、ワクワクして、とても胸が熱くなって、最後に優しい余韻が残る。非常に充実した冒険映画体験でした。新年スタート早々このクオリティの映画に会えて満足です!!