今日は100点の日だった。

昨日、石和の旅館に泊まってきた。
露天風呂に浸かりながら、なんか今日は100点だな……と思った。

一日が100点と感じた理由。
ウマ娘で旅行記念に10連を引いたら念願のダンツフレームが出た。
チャンミのラウンド2は初日雲行きが怪しかったものの今回も無事Aグループ決勝まで進めた(ちなみにAグループに進めなかったらどうしようかと前日不安で胸が苦しかったくらいだ)。
シャドウバースの週末大会では優勝できた。



スマホゲームの運がまるで温泉の湯気みたいにふわりと舞い上がった日だった。
もちろん、旅館の夕食もよかったし、温泉も気持ちよかった。

でも、どちらかというとゲームの調子が良かったことのほうが、僕の中では決定的だった。
よし、今日は100点だな。
そう思えた。

だけどそのあとふと考えたのだ。
今日は100点だなんて感覚、物凄く久しぶりだが、よく考えれば100点どころではない、もっとすごい日が過去にいくつかあったはずだと。

ゲーセンデートに誘った女の子に、吉祥寺のレンガ館モールの喫茶店で突然告白されて、その夜ネトゲのギルドチャットで仲間に「これ付き合うべきっすか?」って相談した日があった。結局付き合わなかったんだけど。学生最後の年では、長らくの就職活動が実り、秋葉原のソフトウェア会社から採用の通知を受け、母に真っ先に報告の電話をかけた日があった。まあその会社には入らなかったんだけど。大人になってからも、友達と夜通しTRPGのセッションでバカ騒ぎして、気づけば朝になっていた日があった。

あれらはきっと200点とか300点の日だった。
それなのに、どうしてだろうか、ずっと忘れていた。

もしかすると、昔の200点は、あまりに眩しすぎて、今の僕には直視できないのかもしれない。あるいは、100点の基準そのものが変わったのかもしれない。

ソシャゲがうまくいって、温泉が気持ちよくて、夕飯がうまい。
そんな一日を100点と言えること。
それ自体が今の僕にとっての幸福なのだろう。

昔は、経験もしなかったような出来事の起きた、本当に特別な日だけを幸せと呼んでいた。
それが今は、ちょっと旅行に行ってスマホゲームの調子がいいくらいの日を幸せと感じられるようになった。
その変化を歳を取ったせいだと笑うこともできるけれど、たぶんそんなに悪いことじゃないと思う。

石和温泉は空気がやわらかくて、湯気が優しく、スマホゲームの調子がいい。
今日は100点だな。

これからは100点の日を数えてみようか。

それでは今日はこのあたりで。