突然だが、あなたの初フライドチキン体験はいつ、どこでか覚えているだろうか?
「サミット」というスーパーマーケットがある。首都圏に124店舗を展開する食品スーパーだ。そんなサミットにはインストアベーカリー「ダン・ブラウン」が存在する。早い話、スーパーの中にパン屋がある感じだ。
このダン・ブラウンのメニューにかつてフライドチキンが存在していた。
それが私の人生初めてのフライドチキンである。
※画像はケンタッキーです。
先週ケンタッキーを注文した際に、ふと急に、雷光がひらめくように脳内に初フライドチキンの記憶が駆け巡ったのだ。
今の今まで、全く忘れて、思い出の水底に沈んでいた記憶。
当時10歳くらいだった。この頃、歳の離れた幼い弟の世話にかかりきりになった母は、一人で昼食を取るようにと昼食代を数百円ほど手渡す日がしばしばあった。そして自分はよく、サミットの店内にあるダン・ブラウンに駆け込んでパンを買っていたのだ。
そこで出会ったフライドチキンが人生初のフライドチキンである。当時の物価では、400円もあればパン2つにフライドチキンをつけても足りる。僕は本当にここのフライドチキンが好きだった。現在のダン・ブラウンにはもう置いてないメニューみたいで、少し残念である。
記憶というのは不思議なもので、この事を思い出したら、当時遊んでいたゲームソフトの記憶まで連鎖的に掘り起こされてきた。サミットの屋上でパンとフライドチキンを食べたら、家に帰ってプレイステーションを遊ぶのだ。
さて、ここまで僕の初フライドチキンの話を綴ってきたけれど、実は本題はフライドチキンそのものの味や形にあるわけじゃない。長い間忘れ去っていた記憶が、ある日突然、雷鳴のように蘇ってくる瞬間。そうやってふとよみがえる思い出にそっと焦点を合わせてみると、まるで埃をかぶった古いアルバムをめくるように、当時感じていた風の匂いや笑い声、懐かしい時間の断片にまた触れられる。記憶の底に沈んでいた小さな欠片が、思いがけないきっかけで浮かび上がってくる。そんな不思議な瞬間が、僕にはたまらなく愛おしいのだという事である。
今日の話はこんなところで。
『本日の追伸』
ヒマを見つけてはモンスターハンターワイルズを遊んでいます。HR75になりました。ずっと片手剣。