へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

ゲー録592 およそ14年前に発売したRPGを今初めてプレイ『ペルソナ4』

12月も半ば、いよいよ年末が近づいてきた中で『ペルソナ4』を初プレイ中。
4は4でもゴールデンの方なのだが!

女神転生とその派生作品はごく一部を除いてほぼプレイ済みというアトラスRPG好きの自分ですが、ペルソナ4は発売当時、就職したてで仕事がキツくプレイ出来ずに、そこから先もズルズルとプレイの機会を逃してしまっていた作品でした。



この度14年前に発売していたこの作品を初めてプレイしているわけなのですが、ゲームの進行度的に恐らく半分ちょっと程度の状況(愚者のコミュがランク6)で既に100点満点中90点以上を付けたいと思わせるほどの出来栄えだと感じています。

本作をプレイする前から既に名作・傑作という予感は幾つかの理由からビンビンに受け取っておりました。
例えば、番長こと主人公がペルソナというIPのアイコンとして第一線で活躍(ペルソナ5が発売して以降すらも!)をし続けていること。他機種での展開、アニメ化に加えて自分の周囲のプレイヤーからも評価が非常に高かったこと。
などなど。

そして今実際にプレイしてみてその素晴らしい完成度にこのゲームが『14年前』に発売されていたという事実に改めて驚いているところです。

 


つい後を追いたくなるシナリオ。
怪事件xミステリ×青春で仕立てあげられた本編ストーリーは魅力たっぷりで、事件に関わっていくシリアスパートと学生として過ごす日常パートどちらも面白い。
田舎町で発生する連続殺人事件を主人公たち高校生が不思議な力とともに追っていくパートには先を読ませる力があります。
また主人公が所属する自称特別捜査隊こと八十神高校の生徒達の青春具合は非常に賑やかで、笑いを誘うようなシーンもたっぷり。
ゲームをやってて声を出して笑ったのは久しぶりです。

真正面からのリソース管理が要求される絶妙なバランスのバトル&ダンジョン
ちょっとしたスキルの組み合わせでグッと攻略が楽になったり、抜け道じみたプレイを探すのも楽しかったり。
各ダンジョンにはクリア期限が存在していますが、割と余裕をもたせたスケジュールが設定されており無理なく攻略を進められるところも安心でした。




戦闘終了時のシャッフルタイムで所持ペルソナのステータスを簡単にアップさせられたりするところも、プレイヤーの報酬系中枢を刺激しまくりでバトルに対してのご褒美の塩梅がかなり良いです、とてもやり込みたくなります。



ペルソナ3以降おなじみとなったコミュとパラメータを中心としたアドベンチャー的パート、そしてガチのダンジョンRPGパート。
それらに読ませるテキストが絡まり非常に上質のエンターテイメントに仕上がっているというのが現時点の僕の感想です。
これを14年前に遊べていたみんな、ずるいな……。

気になる点は戦闘に倍速あったらな、というくらいですが特段テンポが悪いとは感じません。
戦闘中のペルソナチェンジの仕様はP5が便利で快速すぎたと感じています。
つまりそんな細かいところも進化していったんだなペルソナシリーズ……。

年末はペルソナ4でゆっくり過ごしたいと思います。
僕の推しは今のところカンジクン。
カンジクンだけでなく登場人物全員マジで人間模様が面白いのがいいですね。
それでは今日はこの辺で。

年末までに『今年遊んで一番面白かったゲーム選手権』みたいなノリの更新を一回したいと思います。