へたれゲーム貴族の躁鬱

そうだ。○ボタン押そう。

熱狂と、その後……

はっきりと文章にしてしまうと実際にそうなってしまうような怖さがあるが、20代の頃のゲーセン通いより楽しかった体験を超えるものを今後自分の人生で味わうことが出来るのか、多分出来ないんじゃないかな。なんて考えたりする。

僕にはただ熱狂に身を任せ可処分時間と可処分所得をオールインして筐体に向かっていた日々があった。新宿なり池袋なり大きなゲーセンにふらっと行くと必ず誰かしら顔見知りがいて並んでプレイしたり、隣でベガ立ち見学しつつされつつ画面に表示された対戦相手を指さして「こいつまたこのデッキかよ!」と騒ぎ立ててみたりと、今思うとまあまあチンパンだったが一切の反省はない。楽しかったし……。

その楽しさは、夢中になれるアーケードタイトルがあるというのは当然の前提として、ある種の奇行を許容し、共有し、積極的にチンパンジーになっていくという独特のコミュニティが存在してこそだった。当時の仲間たちはみな一様にゲームセンターから離れ(僕もだ)、アーケード生活よりも優先するべきものが出来たり、あるいは東京から去ったりして霧散していき、随分と寂しくなってしまった。

ビュイィービュイィービュィィ
?!!(メタルギア効果音)

オオオ~~~ウワァッ出たァー

ここまで読むと『楽しかったあの時代を生きた僕たち』系を語りたがるおじそのもじゃ~~~んッエッッ違うのォ~?!ッッユニヴァースッッ


ブリュイ



 
今からでもどこかしらの界隈に当時くらいの勢いで情熱と時間と幾ばくかのお金をかけて参入することで近しい体験は出来るかもしれないし、もしかしたら当時を上回る経験をすることが可能かもしれない。

だが……
だが、 
オオオ
ちょっと待って!今電波、電波を受信してるから……あッ きた~ッ

テクノロジーだ。
テクノロジーが助けてくれる。
テクノロジーが助けてくれるらしいぞ!!

冷静に考えると、東京のゲーセンにいながら札幌のヤツとリアルタイムで対戦できること自体がスーパーテクノロジーだ。お陰でめっちゃ楽しかったんだよ。岩手県のグレアにだけはある程度lovやってるやつ回線の問題で全員きれてたけど。グレアには僕がハーフライフ2サバイバー時代から敬愛するプレイヤーの三船敏郎がいたからlovでも有名なの笑顔になっちゃう。まぁ、テクノロジーにブチギレるのもいいね。よくなかっただろ。なんで回線の差で相手の方が石割るの速いんじゃい。マジで(^x^)すぞ!

というわけで! 文明、滅びないでくれ~!という願いだけがある。テクノロジー進化しまくっておもしろを提供してくれ。僕がジジイになる頃にはいい感じに業界にVRMMOの知見が溜まっていって完全なる完成系VRMMOとかを流行らせてくれよな。

まぁもしかしたらVRMMOとか超越してるかもしれんしな。
あれだ、僕あれやりたいよ
家の中にいながら空中に浮かんでるAIを操作して遊ぶウォーゲームとかさ。

ええい、俺に指揮権を渡せばこんな要塞3日で陥ちるものを……!とか言いたい、言いたくない?僕は言いたい~~。

「おいジジイ!お前のせいで砦落ちただろ!」

そんなこと言われるミライもいいな。
いいか?

終わり。