へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団 表ファセットReレビュー


昨日の続き
という事で表ファセットについても再レビューを。
※めっちゃ簡潔に書いてたけどSwitch版の発売予定に伴ってがっつり書き直しました(2021/09/08)。かなり魂移しにハマって構成を考えて遊んだゲームで、一度も使った事のないファセットもいないためそこまで的外れな事は書いていない……はず……。

ガレリアの地下迷宮と魔女の旅団
★これからプレイする人向けファセットレビュー 
★中盤までプレイした人向けファセットレビュー1
★中盤までプレイした人向けファセットレビュー2(ココ)

アステルクロウ

終盤になると手数の少なさが物足りなくなるが一撃の重さは健在で、何より頑丈。高耐久を活かせるのでサニーサイドが良い。槍は射程を問わないので枠を埋めるのにも最適で、ゲームを通して敵の強烈な攻撃に耐えながらコンスタントに単体火力を出してくれる優秀なアタッカー。ボス戦の最後にアステルクロウだけが立っている事もしばしばの抜群の安定度。

『運命の星』『煌めく運勢』といったLUCを補強するスキルにより、前衛にとって恐ろしい被ゴアや状態異常にも強いのが魅力。経由職としても最終職としても活躍出来る。

シノマシラ

最初から火力と二刀一流を活かす為にもムーンサイドが光るが、他ファセットのスキルでマスタリーを補ってサニーサイドで運用する事で耐えて殴れる前衛になる事も出来る。シノマシラの全体的な趣きとしてはアステルクロウから耐久面に関する安定度を若干落として、攻撃力と手数に寄った前衛といえる。それでも十分に前衛としてタフであり、パーティーの重要な火力源として縦横無尽に活躍してくれる事間違い無しの良ファセット。

『肉体改造』『鍛冶師の大技』など非常に有用な前衛系スキル持ち。特に後者は素殴りする前衛は全員取らせて良いほど。経由職としても最終職としても活躍出来る。


シアトリカルスター

終盤になっても打撃以外に強くグループで登場する敵がちらほらいるため、呪鐘でグループ攻撃が出来るシアトリカルスターは一定の活躍が見込める。癒やしの舞による回復支援効果も地味ながら便利。DPとDMPもそこそこあるため、ドナム編成に入れても足を引っ張らないという一面も。攻撃アップドナムが乗算計算の本作において戦闘応援の舞が単純に強力なのも見逃せないポイント。特筆すべきはステータスもスキルもERSに偏っているところ。ERS特化の結魂書ではまさに鬼神。

ERS特化の最終職に据えても良し、道中の回復と補助を担うも良し。

ピアフォートレス

今作はそれほど必須でも無いような、と見せかけておいてやはり素で受けたら全滅するような範囲攻撃が飛んでくるガレリアの迷宮でパーティーの生存率をダイレクトに左右する存在。HP増カヴンに3人並べての防御陣が大安定。通常難易度でも大活躍するのは勿論、ハードではいないとお話にならないレベル。

他ファセットに習得させて特段輝くスキルは有していないものの、奇をてらわない純粋な防御役ならばピアフォートレスで決まり。

ワンダーコルセア

成長、武器マスタリー、所有スキル全て素晴らしいのでアタッカーの最終職もやれる。器用万能キャラ。さらに所持スキルが粒揃い。『武芸百般』『大足払い』『フンバ力』を始めとした前衛有用スキルを持ち、さらに旅団アタッカーをかばう『傭兵ギルドの盟約』により、防御役の経由職としても有用。便利すぎ。何でもやれるステータスというのは他のRPGでは突出した面が無い事によって逆に窮屈なイメージを抱きがちだが、装備品とスキル構成の自由度が高い本作においてはどの分野でも一流に迫る活躍が出来るという強みにもなる。このゲームならではの面白くて強いファセット。

経由職としての有益さはもちろん、『盟友との誓い』によるカウンター力が随一のため最終職にしても良い。

ラピッドヴェネター

成長タイプ、ウェポンマスタリー、スキルを見比べると百花弓アタッカーとしてはラピッドラプターの方が優秀である。LUCを幸運中の幸運に調整した防御役のために『ミラクルガード』を用意したり『後ノ先』で彼らに反撃力を持たせたりも出来るが、軽快な百花弓アタッカーが防御役向けのスキルを所持している事からも何となくとっ散らかった印象が否めない。しかし『蘇生処置』『自然治癒』によりサポーターとしては唯一無二の活躍。特に蘇生処置はハードモードでの激烈なボスの攻撃も一度なら蘇生蟲オート使用で耐えてくれるという有用さ。自分は実際にハードでのある強いボスが突破出来ず、サポーターの猫全員に蘇生処置を覚えさせ5匹並べた。有用。

最終職適正はラピッドラプターに軍配が上がるが、幾つかのスキルは計画性を持って取得すれば非常に有効なファセットといえる。

マギアメイド

ドナム学とドナムマスターというドナム編成では最も重要なスキルを覚える。ドナム特化カヴンの破壊力は後半の大型雑魚ですら一撃で灰燼に帰さしめる破壊力。当然ボス戦でも超有用。ドナム編成でマギアメイドを起用するかマギアコンシェリを起用するかは、互いの固有スキルを始めとした構成の仕上がり具合で適当に決めると良い。

ドナム編成を作る時にはマギアコンシェリ経由の最終職マギアメイドか、またはその逆の人形兵三名で埋めると良い。

ファミュゥシーカー

結魂書補正も習得スキルもサポーター向け。サポーターのスキルと編成までもどこまでもこだわりたいガレリアオタク向けの猫。普通にゲームを進めていく分には特別経由しなくても大丈夫です。サポータースキルでは『癒シ力』、アタッカースキルでは『高速化』がおすすめ。

経由させるに値するスキルがそこまで充実しているとはいえないが、結魂書の補正が高いため、サポーターとして最終猫にするのは有用。前衛?ああ!ニャーを戦わせないで!

ゴシックコッペリア

『反ドナム思想』と『ダブルアタック』というアタッカー垂涎のスキル持ち。成長率はSTR以外は微妙だが、ダブルアタックのスキルポイントに初期ファセット補正を入れられる事を考えるとアタッカーの初期ファセットとして価値が高いことは他の前衛ファセットには無い強み。他にも『腕自慢』『誘惑の魔眼』『万能治癒術』など強力なスキルが揃い踏み。前衛としての安定度は命中力や耐久面を見るとシノマシラが勝るが、スキルの仕上がり具合や見た目で好きな方を採用して良い。

前述の通りスキルの強さがワンダーコルセアに匹敵し、特に前衛の経由職として超強力。最終職としても初期ファセット補正次第で採用の余地ありと強力なファセットの一つ。

プリマリーパー

アタッカーの命中力が不足しがちなゲームなので『当て勘の極意』が優秀。汎用性に欠け使いづらいスキルが並ぶが、ハマった時は凄いという事の裏返しでもある。何かの間違いで『ウィッカーズ』『ウィッカーマン』『黒ノ刃』『星嵐舞踏』がすべて発動した戦闘では敵の規模に関係無く戦局を決定的なものにするだろう。このようにボス戦でも一芸をぶちかます可能性があり、雑魚戦では軽快なグループ連撃でゲームテンポを小気味良いものとしてくれる。柔らかさに目を瞑れば可能性を秘めたファセットだと感じた。

『当て勘の極意』が単純に前衛の役に立つため経由職として強みを持ち、爆発力に期待するなら最終職として選んでみるのも一興。

フェイブルトリッカー

本体、スキルとも目ぼしいものに乏しい。ドナムの能力は高いが、スキル構成とスキルポイントの関係上、ドナム編成に組み込むならマギアメイドとマギアコンシェリで事足りる。ウェポンマスタリーも貧弱で、ミラマキーナ関連のスキルを2つ持つも、肝心のミラマキーナに戦局を動かす力強さが足りない……。注目すべきはサポーター向けのスキルに一部光るものがあるという事だろう。ラピッドヴェネターの『蘇生処置』とフェイブルトリッカーの『蘇生蟲学』の組み合わせは強力。アタッカーが死んでも一度だけHP75%で還ってくるようになる。

特別なスキル構成と編成で変わり種の人形兵を作るビジョンが無い限り、あまり出番には恵まれないファセットかも。

アムアルキュミア

回避スキルと反撃スキルの豊富さを特徴としたファセット。『スピード自慢』の汎用性が目を引き、『牽制』もスタンダードに強い。刀剣特化のシノブシに雑に『刀剣舞踏』だけを乗せたりしても結構強い。『キュベリア』や『革命の機運』といった回避特化キャラと組み合わせて爆発力を生むスキルが揃っているが、ゲームの進行度による敵の強さと編成、装備品と人形兵のスキル、レベルによって回避特化キャラの回避を終始安定させるのは結構難しい。自分が上手くキャラを作れなかったからかもしれないが、常時全避けのシノブシみたいなキャラは出来なかった。装備適正と成長タイプからも前衛は他のファセットに譲る方が無難か。地味にERSが高いのでそこを活かせれば。

前衛の経由職として強みを持つが、最終職として性能を活かすためには工夫が必要。


・おまけ
ハードモードにしたらあるボスが倒せず、怒りのあまり会社の休み時間にこそこそ作ったスキル・転生シート。

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・おまけ2
スキルや本人の強さといった総合力を鑑みて個人的に好きなファセットランキング
1位 シノマシラ
2位 アステルクロウ
3位 ワンダーコルセア

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