へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

~そうだLov3やろう~ 冥王ハデス衝撃事変

残り200カウント宴もたけなわ、衝撃的な場面に遭遇する。

冥王ハデスが小さな少女ポセイドンに両の拳を振り下ろす場面であった。

ゲームを知らないプレイヤーが見れば死という概念を結晶化させた巨躯の髑髏が"死は等しく誰にも訪れるもの"を説いているなんとも無情な図であるが、我々Lovプレイヤーからすればそうではない。

死に一刻一刻と近づいているのは巨躯の髑髏の方である
水底に沈んだ太古の超文明の具現が従える海皇デッキ、それは遍くディフェンダー達の装甲を破砕せしめる。

デッキの司令塔であるムーにさえ拳が届けば結果は変わったかもしれない
しかしポセイドンとダゴンを従え悠と構えるムーまでの距離は冥王にとって踏み抜く事敵わぬ幾億万里である。
振り下ろすハデスの巨腕はもはや窮鼠の一噛に似ていた。

その時、僕の手元の黄泉神から声を聴いた
「あそこに混ぜろよ」
と。

惑星クレイに降り立ったわけでもなく、怪しい薬をやっているわけでもないが確かに声を聴いた
寝不足で平均的にクレイジーであればカードからの声くらい聴けるのかもしれない
それとも小さい頃にマインドシーカーで超能力を開発しようとしていた努力が今花開いたのか。

ちょうど画面下方にいた黄泉神をゲートに戻すと、全身を撃たれ骨を砕かれながらも果敢にムーへと前進するハデスの最寄タワーから黄泉神を発進させる。
ハデスに砲火を浴びせることに夢中だったポセイドンとダゴンの両脇をあっけなくすり抜けると僕の黄泉神はムー捉え沈める事に成功する。

「わるいな…→②」

いつも不器用だなと感じていたアズーラのチャットが今日は一層こそばゆく感じる
今日ふとしたこの瞬間に、大きな友情が交わされた気がした
僕とこのアズーラの間に芽生えた友情を思えばこの10秒後に逆サイドで完成したオオモノヌシとわだつみの群れから浴びせられるDEFウィークのシャワーなんてゴリラゲイ雨のようなもんだよねえdrtふゅひじょkpl.

彼と僕とで6位と7位を占有し、教室の前に成績を貼りだされた悪童のような気持ちを覚えるのであった。
こんななんでも無いワンシーンですらウキウキしてくるゲームLov3をもっと皆さんやりましょう
旦那や妻を質屋にいれてでもやりましょう。