へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

雑多文章録501 炎天下回想戦士

某所石神井あたりに住んでるんですけども

中央ショッピングセンターつーもうぼろい色あせた看板しょってる
ちっこい複合市場がありましてね
今日そのあたりを偶然通りかかって小学生の頃を思い出したんです。

そのショッピングセンターの上のアパートに住んでてとっくに引っ越した友達がいまして、10歳くらいの頃からPCエンジンとかメガドライブだとかあの辺のマニアックなRPGについて親の影響で詳しいヤツがいましてですね

僕も年齢二桁に突入したばかりくらいながら結構ゲーマーでしたもんで
意気投合して毎日遊んでいたもんです。

今の子供はゲームばかりで外に出ないとは言いますが、やっぱそんなの全てが全てそうじゃないと思うのは、僕とその友人は確かに小学生の頃から重度のゲーム廃人ではありましたが、ゲーム好きという共通点をもち、さらにそれを生かして毎日外で遊んでいたからです。

内容まではっきりと思い出せないですが
ゲーマーの子供らしくRPGごっことかやってました
卓ゲ勢の大人でしたら涼しい部屋でサイコロ振ると思いますが
僕らは元気な子供だったもんで夏休みの真夏日、炎天下の中ごっこ遊びに興じていました。

毎日役割を交代して、戦士だったり盗賊だったり魔術師だったりするわけです
合流して二人で家を出る時は、レベル1からはじまるわけで
近くの公園とか通りながら最初はゴブリンとかコボルトあたりを退治してくんですよ

お互いお子様にも関わらず、ケレン味の大切さを知っているので最初のエンカウントでは剣も初めて持ったような感じで雑魚相手に苦戦を演じたりと中々演技派だったのを覚えています。

6時の鐘がなる頃には魔王を倒したり世界を救ったり、時にはそこまでいかずに小さな村を助けてそこで暮らして冒険が終わったりするわけです。


今は定期的に仲間とTRPGで卓を囲むので
アパートを見てそんな懐かしい記憶が蘇ってきたのかもしれません。

今40~50代になる方の思い出は空き地でベーゴマしたりといった感じだと勝手に思っているんですが、僕らの世代が歳を取ってきたら小さい頃の思い出はミニ四駆だったり遊戯王だったりと思います。

そんな中で、僕みたいにこんな何も持たずに空想の世界だけで遊んでいたRPGごっこをしていた人たちも沢山いるかもしれませんね。