へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

予備校。本校。分校。夜間校。

「交尾ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」




ありったけの熱い思いを叫んでみました。

小さい頃飼っていた、今は天国にいるトカゲのヒトラー(名前)。

僕の声が聞こえているかい?




気になっていた眼鏡のあの子が家に遊びに来ることになった。
年齢は16歳、僕と一緒のクラスのあの子だ。

ドキドキしながら、部屋に招待する。
女の子を自分の部屋に入れるなんてはじめてだ。
招待、ショータイム。

そのとき、僕の部屋の本棚から一冊の本が音を立てて落ちた。

あの子はそれを手に取った。

それは君主論だった。

「あら、マ・キャベリね?貴方は私と同じ本を読むのね?」

あの子は微笑みながらそういった。

「ところで君は何か勘違いをしていないかい?そう、その発音だよ、マ・キャベリと発音したね?君はマキアヴェリマ・クベかなんかと勘違いしてやしないか?彼の本名はニッコロ=マキャベリであって"マ"が名前なんかじゃ決してないんだよ!君はガンダムマニアだな?そうなんだな?叫んでみろ!僕の部屋で!僕の母さんに聞こえるようにジークジオン!って!でかい声で叫んでみろよ!それが出来ないなら僕はもう君に専用のギャンなんかを支給しない!ランバ・ラルがグフに載っていたのはマ・クベの陰謀なんだからな!分かったら出て行けよ!エセガンダムファンめ!!」

僕は気がついたら声を荒げていた。

泣き出す彼女

僕の部屋を出る彼女

踏み荒らされたプレイボーイ。

どうしてこうなった。

僕はもうすべてがどうでもよくなっていた

ただ一つだけ思う事があった

ランバ・ラルに支給されるハズだったMSはドムだった、と。