一句詠もうか
金木犀
心蕩かす
小町かな
・解説
モクセイ科の常緑樹で秋になるとオレンジ色の小さな花を結び芳香を放つ。
この子たぁずいぶん付き合いの長いもので
通学路…通勤路…地元のあちこちで見かける。
秋になっては咲いて、女の色香に良く似た芳香で
通りすがる僕の鼻腔をくすぐるのだ。
あぁ、いや。
女の色香なんて表現をしたけど彼女なんていないんだけどね…
でもまぁ、それにきっと良く似た甘い香りで
いつだって人の心の奥に踏み入るように激しく自己主張してくるんだ。
キンモクセイ、あんたってワガママな女だね。
~詠み人 Takumayan.~