へたれゲーム貴族

未知の世界への鍵(ゲーム)を手に。

What otaku?

まっつん(先輩)のPC講座さんにて何を以ってオタクとするのか
という素朴な疑問をlufaさんが抱えているのですが、この議題って俺ってオタクなのかなぁ…と少しでも思った人が必ず通る道であり、永遠に答えがループするモノでもありますよね。


オタクという単語についてまず辞書を引いてみると…
「ある物事に精通していて非常に詳しいがその他の常識に欠ける人」
ジーニアス電子辞書より抜粋しましたが結構失礼な事が書いてありますね!

辞書でいうオタクの条件を満たすなら、アニメだろうが陶芸だろうがクロケットだろうが何かに詳しくて、そのかし非常識な人であれば誰でもオタクとなるでしょう。
しかし、昨今に一般的に使われているオタクという単語の意味するところはこの例とは違いますよね

言葉とは、元来の意味するところと違う使い方をしても、それが他人同士でお互いに同じ意味が疎通すれば、それは「正しい日本語」では無くとも「正しい言葉」であります。
単語が違えど、物事を伝えるという言葉本来の存在意義を満たしているからです。
例えばこの頃「確信犯」という単語が「狙っている、知っていてワザとやっている」という意味で使われますが、この単語の正式な意味は「思想犯」となります。
正しい日本語としては用いられていませんが、日常会話で「確信犯=わざと狙ってやってるヤツ」という意味がしっかり通じていれば何らおかしくない正しい「言葉」ではありませんか。

話がそれましたが、こんにち一般に使われている「オタク」という単語から連想される人間像は恐らくこうでしょう

・アニメやゲームに没頭
・二次元のいわゆるギャルゲーのキャラクタなどに特別な感情を抱いている
・太っているかヤケに痩せている。大抵メガネ
・対人コミュニケーションが苦手

今流行のあの電車男でもこういったステレオタイプのオタク像が主人公ですよね。
普段はネット総叩きの癖にああいったモノが出るとこぞって取り上げるメディアが気に入りませんが、まぁ大衆からみてオタクと言えば、上にあげていった感じのイメージでしょう。

ゲームもFFの最新作くらいしかやったことなく、アニメもドラエモンくらいしか見ない、いわゆる一般人の方から見たら、ギャルゲー一本プレイしてる時点で既にオタクというレッテルを貼られると思います。

暇があればサッカー観戦に行ったり、ライブが開催されればその都度行く人も、俺の目から見れば立派にその道の趣味を持つスポーツオタクや音楽オタクでありますが、世間が彼らにイメージされるものは「熱狂的な~~ファン」等どちらかといえばプラスイメージに働くモノであります。
オタクは全く逆です。インドア趣味は多数あれ、アニオタ、ゲーオタと聞いてもつイメージは厳しい事を言いますがせいぜい良くて「ネクラ」程度でしょう。どう頑張ってもプラスイメージに働くとは思えません。

・ワールドカップ応援しに行きますよ!
・新作アニメは毎回録画しますよ!

元気良く答えても(笑)悲しいかな、世間ではポジティブに思われる趣味ではないですね。
ドラマ・電車男の存在もオタクのマイナスイメージに拍車をかける内容になっています。
主人公は、普通の恋愛をするのにまずオタクを卒業する事を強制されるのですから

みんな、価値観や想像の多様化を推奨しながら、こういった固定観念を植え付け悪化させ弾圧するというのは矛盾じゃないかな。
オタクの恋愛もいいじゃない。一般人の彼女がオタク趣味についてどのようなものか理解を進めていく、とかの内容でもいいじゃない。
オタクという人種に含まれる犯罪者予備軍率が非常に高いようなイメージを持たれているのは残念でなりません。

俺はオタクの趣味がそんなに危険なものだなんて思わないな。
以前テレビで、泣くという事は思考をポジティブにし活力をわかせる行動である、と特集されていました
ギャルゲーオタクなら泣きゲーの一本や二本は所持してプレイ中に涙してるでしょうし、アニメオタクなら様々なシーンで涙を流しているでしょう。
何かにつけて相手チームにヤジを飛ばしたりテレビに怒鳴っている過激なスポーツ・ファンと比べてよほど健全で可愛らしい姿に見えます。

彼らだって同じ人間です。
オタク趣味について、特異に思われがちですが、
「アニメやゲーム」に、「スポーツや音楽」と同じ「感動」や「リラックス」を求めている…本質は全く同じなのです。
オタクだから恋愛できない…なんてのも絶対にありえませんよ。
俺が中坊ん頃、最初に手なんか繋いで一緒に家まで下校しちゃってた娘なんかアニメ好き(それもロードス)でゲーム好きな人でしたし。結構綺麗な人でしたし。
こういった趣味がキッカケで話が広がって仲良くなったしね。
結局告白せずじまいで卒業しちったけどうわははははは(泣笑)


とまぁlufaさんの言っていたオタクの線引き・・・とは少しかけ離れたオタク擁護じみたモノになってしまいましたね…我ながら文章を構成して纏めるチカラがないなぁ(汗)


強引に最後まで話をもっていくけれど

キモオタクなんて同じ人種だと絶対に認められない。そういった考えの人もいるでしょう。その考えのままでもいい。
でも視野狭窄だけは、本当に自分の人生を縮めてしまうものです
視野を広げてみて、初めて物凄く面白いものや新しい発見をする。そういった出会いがある事は程度に差があれ確実なコト。

少しずつ、新しい考えを育てて、実行してみて、
そうやって視野が広がってきた頃に、自分が嫌っていたオタク達が愛したゲームやアニメ文化にもいつか触れてみてください。
そこで新しい発見、感動を見つけるかも知れないです。
いや、きっと視野を広げた人ならそれらの文化に触れて絶対に感動する事が出来るはずですから…。

と 19歳キモオタが言ってみる。